戯言

占い師をしていた経験から思うこと 〜本編 其の肆〜

<前回の記事→ 占い師をしていた経験から思うこと 〜本編 其の参〜>

※これから書く事は、あくまでも個人的な価値観に基づくもので、私の発言が全てに於いて必ずしも正ではありません。予めご了承ください。

このシリーズ、最終回です。(本軸じゃないしちょっと飽きてきたし、はよ神社の記事書きたい)

最終回は、人を占う側はどんなことを思ってるのか、ということを書きたいと思います。

占いにも色々あります。
一番メジャーなのは西洋占星術。(12星座占い…13星座の時もあったけど馴染まなかったよね〜)
次は…ていうかもう順位がわからないけど、血液型、手相(これもちょっと勉強していました)、干支、六星占術(最近耳にしないな)、易、ルーン、タロット、個性心理学(動物占い)…と、まぁ数限りなくありますが、ここまで書いてきたように、占いには全てマニュアルがあり、統計学であり、霊視などは不確かな要素も必ずあり(自分がその人の体内などに入って、その人が感じてる感覚を全て確認するのは不可能だから)、その結果だけでは人は判断できないものが占いです。

どんな占いに於いても言えることですが、例えば西洋占星術。

「〇〇座…今は△△のタイミング。□□すると良いでしょう。」

みたいな占い結果があったとして、じゃあそれが全世界の〇〇座さんが似通った1日を過ごすのか、というとそうじゃないですよね。
また、他の占い師による西洋占星術では違う結果が書かれていたりもするし。

西洋占星術で用いるホロスコープ、これはそのタイミングでの各星座の部屋(宮)に留まっている太陽系の惑星の配置で占うもので(太陽と月も入っているが地球は入っていない)、それぞれの星座には”象徴”が与えられています。

例えば「金星は愛の星」「火星は力と攻撃性」「木星は成功の星」「冥王星は再生」など。
そうは言っても、実際の太陽系の火星に行けたとして自分に攻撃性がもたらされるかというと違いますよね。

火星に行った人がみんな攻撃的になって帰ってきたらたまったもんじゃない(笑)
(そういう影響の話ではないけど、じゃあ何を以ってして”攻撃性”と言うのか謎)

ついでに言うと、1780年までは天王星から先の惑星は発見されていませんでした。
ですので現代のホロスコープとは違う仕上がりになっていたのは想像に難くない。

また、西洋占星術の起源はバビロニアで、元は”自然科学”でした。
それが天文学と占星術に別れ、占星術は”科学”から脱落してしまいます。
その後、19世紀後半に、占星術を普及させたい人達がオカルト的な要素を含ませて、オカルト紙の出版社から占星術の書籍を出版、現在に至る。

つまり、本来の占星術と、現代の占星術は別物であり、オカルト化された占星術は、曖昧さを持って娯楽の一つとして生活に馴染んでいった、という流れがあります。

ただ、「スピリチュアル的要素を言葉で盛り込まない理由はね (其の参)」で書いたように、人間が月から受ける影響は多大で、そういう意味では近所の惑星からも、引力によって身体的な影響を受けてる可能性はあると思います。(運勢とかじゃなくてね)

私を不思議の世界に引き込んだ西洋占星術は、今はこうして私が色々なことに触れるキッカケを作ってくれたものであることには変わりないので、正か不かは置いといて、愛着のあるものでもあります。

話を戻して、占いが不確かなものであるなら、じゃあ占いって何のためにあるのか?
って…何のためにあるんでしょうね(笑)

真面目に答えるなら、自分を納得させるためにある、かな…と思います。

それを伝える側の心境

前途したように、私はマヤ暦を扱ったマヤ暦占いを一から先生の元で習い、習得した後に占い師として活動していた時期がありました。

ある時、同業者の方に自己紹介をしたら「〇〇さん!?〇〇さんって、もしかして〇〇さん(兄)の妹さん!?」と驚かれました。
「お兄さん、凄い当たるって有名だよ〜。イベントでも大人気で…」と。

私には兄がいるのですが、どうやら占い師や霊能者の業界で、兄が活躍してたっぽいです(笑)
他の方からも同じようなことを言われました。

それまで、兄と顔を合わせた時などにそんな話はしていなかったので驚きました。

思えば兄は、「高校ぐらいから霊感が芽生えて視えるようになった」的なことを社会人になった頃に言っていました。
当時は驚きもしなくて「ふ〜ん」ぐらいしか思ってなかったんですが、それを生かしていつの間にか副業(本業はあったので)をしていたのでした(笑)

その後、兄に会った時に事実を確認しました。
ついでに、「占い師始めました」と自分の話もしました。

その時に兄から、

「おまえ、そういうのやるのは良いけど、相手の人生の責任まで取れんの?それができないならやならい方がいい」

って言われたのを今でも覚えています。
当時はいまいちその言葉の含みを理解できませんでした。

兄は、噂が噂を呼んで市外の占いイベントなどにも呼ばれるようになり、それ以外は個人的な相談でお宅にお呼ばれしていたり、とにかく本職以外に、頼ってくる人達を相手に飛び回っていた時期が暫くあったんですが、ある時イベントで占いをしたり、個人からお金を取って相談に乗ることを一切辞めちゃったんです。(無料では相談を受けてたみたい)

後から、どうして辞めたのか聞いたら「ん〜、なんか疲れた」と一言だけ。

なんかあまり深く聞いちゃいけない気もして、それだけ聞いてその話題は終えましたが、後になって察しました。

それは、私自身も感じたことだからかな。多分。

ブースを出しての出店は金銭が絡みます。
もちろん出店は自分だけではないので、恐らく契約の中での細かいことや、他の同業者との関わりなどで色々あったんだと思います。

占い師、霊能力者、ヒーラー、その辺りの色々な人だって結局はどこまでも人間なので、欲が強い人もいます。
また、名声欲が強い人もいて、他の占い師やそっちの能力がある人に凄く凄く執拗に嫉妬する人もいます。

愛とか癒しとか何とか言っておきながら、そういう嫉妬心や憎悪で心がいっぱいの人は、意外にいる…
引くぐらいいる…(笑)

ご本人がヒーリング受けた方が良いのでは?と思うぐらい(笑)

対象の人が人気者になればなるほど、そういう人は嫉妬心で燃え上がって、裏で対象の人のあることないことや貶めるようなことを吹聴したり、「あの人とは関わらない方がいい」とか言ったり…
それをまた巧妙にやります。(私にはスケスケで穴だらけに見えますが)

兄はそんな環境に納得も我慢もできなかったんだと思います。(アイツ根は真面目だからなぁ〜)

でも本当に辛い状態にあって自分を頼ってくる人を放っておけなかったのか、そういう方々だけには対応をしていました。

「相手の人生の責任まで取れんの?」と言った兄の言葉は、後々私の心に響いてきました。

ここからは妹サイドの話。
当然、相談に来る方は基本的に、”占い師”というだけで、はなっから初対面である私を盲信するところから入ります。(そこが既に危険)
「未来を教えてくれる人」「答えを示してくれる人」、と。
でもそこには前途したように、自分の望む結果を期待してる気持ちも含まれています。

もちろん、マヤ暦を元にその人の不安に対しての解決策を見出しているつもりではありますが、心のどこかで、「その人が求めてる答えってそれじゃないな」ってこちらも嫌でも感じ取ってしまうんです。

その際の自分の中のジレンマに、自分はどう対峙したらいいかな…といつも思っていました。

お金儲けと割り切っちゃえば全く気にする必要もないんでしょうが、私の目的はそこではなかったので(クリーンなイメージの植え付け笑)、どうにもその部分は常に引っかかっていました。

また、(ありがたく)盲信してくれる相手を笑顔にして返しても、その後もずっと同じような相談を受けたりします。

そういう相手の場合、占い関係なしに言ってしまえば、悩みの問題は殆どその方自身の”依存”によるものだったりします。
他人の言葉をそのまま信じ込んでしまう危うさ(私だからよかったものの笑)、それは自分の人生をも踏み外しかねません。(大金を巻き上げられちゃったりしてね)

全ての答えを他者に求めるのではなく、本来はひとつひとつ自分で見つけ出さないといけないんです。
だけど他者に求める方が簡単なんですよ。
だって、問題が生じたら「あなたがそうしろって言ったからそうしたのに!ダメだったじゃない!」とその人のせいにすれば「自分」を守れますからね。
だから他者に依存する。
(そのループをしてるうちは、人生は好転しないと思う…)

ああ、これが兄が「相手の人生の責任まで取れんの?(そういう人達もちゃんと導けるの?)」って言ってた意味か〜なんてクリアに思うようになってきたのと同時に、占いってこの世に必要なの?という疑問も湧いてきました。

幸い、相談相手から「あなたがそうしろって言ったからそうしたのに!」みたいなことを言われたことは一度もありませんでしたが、自分の望む結果を期待してる気持ちの人達に、その期待と違う結果を伝えても意味あるのかな?って思うようになってしまったし(期待にそぐわなければ、その人は望む結果が出るまで占いジプシーをするだけ)、結局みんなただ話を聞いて欲しいし、人生相談がしたいんだな…と感じた時に、「占い」である必要ってどこにもないな、と思いました。

誰かの不安を取り除くなら「占い」なんか用いなくてもできるよなぁ…
それって私じゃなくて、本人ときちんと話し合わないと解決しないよ…

など、そんなことを考えてたら「占い師」なんか辞めちゃくなっちゃいました(笑)
なんか、自分のやってることって違うな、って違和感を持ってしまったんです。
「あの人、特別だよね」って称賛も私には全く要らないし。

根本的なことをいうと、自分の人生を良くするのは決して”占いや霊視の結果”ではない。
自分の人生を良くしたいなら、「自分はどうあるべきか」を念頭に、まず自分の内面から清くしていくことが一番じゃないかな、と思います。(私自身もそれが理想…でもこれがなかなか難しいんだよね〜笑)

運勢がどうとか、前世のカルマ(業)がどうとか、そんなことにスポットを当てるのではなく、今この瞬間に在る自分の状態がどうなのかってことが大切ではないでしょうか。

スピ界では昔からある…というか元は仏教用語ですが、カルマ(これも聞き飽きたな〜)にしても、「前世であったことやカルマが現在に影響しているから今が思うようにいかない」なんて誰が言い始めたのかなと思いますが、良くない事が起こると「前世のせいだ…」なんてそんな思考に捕われてる方が後ろ向きな気がします。
仮にそれが本当に影響していたとしても、”今”を清く献身的に生きれば勝手に消化されるもんじゃないですかね?
また、それ以外に手立てがなくないですか?
過去に思考を引っ張られてる場合じゃないです(笑)

この次元では、”今”を積み重ねた未来へ進むことしかできないようになっているので、”今”の自分の生き方はどうなのか、心はキレイか、優しさは持てているか、人を騙してはいないか、誰かを妬んではいないか、それらを常に確認しながら生活をしていく。

善と悪があるなら、善に自分を寄せいていく

言動、思考、全てを完璧にではなくてもできるだけ善に寄せていく、そうやって過ごすだけで良い人生になっていくのでは?と思います。

わざわざお金を払って占い師に未来を占ってもらう必要も、霊能者に色々視てもらう必要もなく、人生を良いものにしたいなら、シンプルにこれだけでいい。

そうだと分かってしまったので、私は”脱・占い師”をしましたとさ。

でもどうしても迷ったり悩んだ時は、神社で「答えをお示しください」とお願いをして御神籤を引きましょ(^-^)(神社ブログなので神社ネタ入れとかないと…)

あ!神様へのお礼は忘れずに♪

「占い師をしていた経験から思うこと」シリーズも最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m



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