史跡巡り

東大寺<二月堂(三月堂・四月堂)> 〜奈良県奈良市〜



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奈良行脚初日。
やっとこの日の最終目的地である二月堂の記事を書けます!(笑)
ここまで長い道のりでした。

大阪に到着し、奈良行きのJRトラブルで2時間ほど時間が押したので予定の変更を余儀なくされ、ホテルにトランクをぶん投げてそそくさと出かけたわけですが、東大寺大仏堂に閉館ギリギリ間に合っただけで他のお堂は拝観することができませんでした。

が、2時間遅延した際にもう目標を二月堂のみに絞り込んでいましたし、基本的にノープランまたは大まかな目的地だけを決めるのが私のパターンでもあり、トラブルがあっても如何様にでも臨機応変に対応して、いくらでも楽しめる体質なのが私の良いところです(´∀`)

どうしても夜の二月堂を見たくて、それを目的に東大寺へ来ましたが、改めて色々見ていると「やっぱりもう少し早い時間に来たかったなぁ」という気持ちも芽生えなかったわけではないです。
それでも境内の1/3ぐらいは徘徊はできたし、残りはまた次回ということにして。

二月堂へ行く前に三月堂(法華堂)、四月堂(三昧堂)へ。

三月堂(法華堂)

三月堂の本来の呼称は「法華堂」。
奈良時代を代表する仏像、不空羂索観音を御本尊としてお祀りしているお堂で、東大寺建築の中では最も古い建物で国宝です。
旧暦の3月に法華経を講義する「法華会(ほっけえ)」が行われたので、「三月堂」と呼ばれるようになりました。

普段は8時半〜16時までの間で拝観可能です。(私が行った時間は遅かったので不発)

三月堂の向かいにあるのは重要文化財法華堂経庫です。
名前の通り、お経などを保管する倉庫ですが、元は八幡宮の宝蔵として使用されていたそう。
明治の神仏分離で法華堂の管理になったようです。

法華堂経堂

下の写真は、こちらも重要文化財でもある四月堂
三昧堂」というのが一般的な呼称のようです。
千手観音が御本尊だそうですが、現在は東大寺ミュージアムに安置されているようです。
因みにこのお堂については拝観時間がHPに書かれていなかったので、拝観はできないのかも?

四月堂(三昧堂)

こちらも三月堂と同じように、旧暦4月に「法華三昧会(ほっけざんまいえ)」が行われたため「四月堂」と呼ばれるようになりました。
法華三昧会」とは、法華経などを音読する法会のことです。

法華会法華三昧会の違いがイマイチわからない…
まあいい。

四月堂をすぎて二月堂に到着!

その手前にあるのが重要文化財閼伽井屋(あかいや)

閼伽井屋

二月堂で行われる「修二会(しゅにえ)」という法会の中で、お水を汲んでご本尊の十一面観音に供えるんですが、そのお水を汲む場所がここです。
建物の中には「若狭井」という井戸があり、その井戸から汲んだ水は「お香水」と呼ばれます。

閼伽井屋についてちょっとした逸話がありました。

その昔、遠敷川で魚釣りをしていて二月堂への参集に遅れた若狭の国の遠敷明神が、お詫びとして二月堂のほとりに清水を涌き出ださせ観音様に奉った。

真相は置いといて、こういう伝説とかは興味深いなぁと思います。
想像が色々と巡るから。

あと、釣りして遅刻しちゃうとかちょっと可愛い(笑)
集会あるってわかってるのに釣りに興じてたらアカンやん(笑)

あ、遠敷明神前回の記事の後半で紹介してますが、二月堂の左後ろのにお祀りされてる神様です。

そしてこれが二月堂!(右下は興成神社)

写真がいっぱいあるのでここからは文章は少なめにしたいと思いますが、その前に少しだけ二月堂の説明を。

建立は8世紀(奈良時代)で、現存する建物は1669年の再建で国宝
本尊は大観音(おおかんのん)、小観音(こがんのん)と呼ばれる2体の十一面観音像で、これは絶対秘仏(誰も見ることは許されない仏像)です。

旧暦2月に「修二会」という、14日間かけて自らの過ちを懺悔し、国家の安定繁栄と万民の幸福を祈願する法会(要法)が行われます。

二月堂」という名の由来がここにあります。

私がどうしても二月堂に来たかったのは理由があります。
夜の二月堂の風景を前に写真で見たことがあり、それがとても幻想的だったので、どうしても自分の目で見たい!という思いから。

御堂の周囲には吊り灯籠が幾つもあって、夜になるとこれに明かりが灯り、とても綺麗な風景になるんです。

ホテルに着いた時に、何時頃を目指して二月堂に行ったらいいんだろう?と思って、フロントの方に質問するも、「二月堂…ですか?…」という感じで、東大寺二月堂と呼ばれるお堂があることすらご存知ない様子…

なので、ダイレクトに東大寺に電話をして「二月堂の釣り灯籠に明かりが入るのは何時でしょうか?」と問い合わせました。
暫く待たされて、「何時というのはなくて、”暗くなったら”ですね」「暗くなったらですか。今時期の奈良は何時ごろに暗くなりますか?」「う〜ん…今は19時半とかですかねぇ。だけど今日は曇りだからまだ遅いですかねぇ〜…」というやり取り。

ファジー(笑)

ならば、ということで取り敢えず東大寺に向かい、念の為大仏殿の受付の方にも同じ質問をしてみたところ、「二月堂?」と一瞬間があり、隣の同僚の方に「二月堂って明かり付いてたっけ?」と…

なんかゴメン!と思って「あ、すみません、大丈夫です」とお伝えしましたが、意外と地元の方は知らない事情のようです(笑)

仕方ない、とりあえず暗くなるまで待つか、と腹を括り…
暗くなるのが19時半としても、あと2時間もあります(笑)

他は閉館してしまったし、さて暗くなるまでどうしましょう?

「文章は少なめにしたい」と前述しつつ、変わらぬ文章量でお届けしていますが(笑)、この石階段、写真ではわかりにくいですが、表面がとてもツルツルしてるんです。

後ろでお坊さんが一般の方に説明してたんですが、長い年月をかけて人がいっぱい行き来してるうちに研磨されてツルツルになったそうです。
何しろ8世紀からあるものですからね。

ナルホド〜と盗み聞きしてたのは内緒です(笑)

手水舎

天気予報では雨だったんですが、折り畳み傘を一度も開くことなく、お天気に恵まれました。

手水舎からの眺め

上の写真の左にあるのは甘味処で、ランチもいただけるよう。
結構人気みたいです。

どんな天気予報でも出先では晴天に恵まれることが多いです。
もしかしたら私は松岡修造さんかもしれません。(?)

このように御堂の周りには吊り灯籠が無数に吊り下げられていて、灯籠に明かりが灯るまでもなく、この状態でも十分尊厳がありました。

様々な形の吊り灯籠があります。

ここでちょっと困ったことが発生。

あのー、スマホのバッテリーがですね、この時点で35%ぐらいという事態…
いつも写真をアホほどたくさん撮った中から選りすぐりの一枚をこうしてブログに載せているんですが、このバッテリー残量でやり切れるのか?という一抹の不安が…

モバイルバッテリー持ってないのかよ!?
と言われそうですが、いやいや持ってきてるんですよ、モバイルバッテリー。

ちゃんと持ってきたの!

持ってきたんだけどね、前回の記事を読んでくださってる方は記憶にあるかもしれませんが、ホテルに着いてトランクを部屋にぶん投げてそそくさと出てきたじゃないですか?私。

でね、その際にトランクからモバイルバッテリーを持ち出さなかったワケですよ。
そんなに消耗しないだろうと思ったのよ。
でもここに来るまでにGoogleマップ使いすぎて消耗したのよ…(笑)

知らない土地だもん、仕方ないじゃない!(笑)

はい、御堂の上に着いたのはいいんですが、あと2時間をどう過ごしたらいいんだと、この時ほどスマホのバッテリーって大事と思ったことはありませんでした(笑)
スマホイジイジして時間を潰せないじゃない(笑)

取り敢えず、枚数を極端に控え目にして写真撮影。

御堂の周囲をぐるっと一回りしてみたり。

御堂の左右には大きな吊り燈籠。

なかなか雰囲気ありますよね♪

奥の壁に苔が生えてたんですが、近付いてみると可愛い小さな葉が無数に!

なんていう植物かな?

この御堂の奥に二月堂の休憩所があります。(お堂の名前は確認しそびれました)

少しずつ陽が傾いてきました。

ここからの2時間長いな〜(笑)

もしここでスマホを弄って、帰る時には0%になってしまって道に迷ったらライフラインを絶たれてエライコッチャになるので、かなりビビってひたすらベンチに座ってぼーっとして過ごしました(笑)

でもたまに撮影。

屋根の上に鬼がいっぱいることに気が付きました!(鬼瓦)
魔除けなんだそうです。

沖縄のシーサーみたいな。(ちょっと違うかな)

更にぼーっとして過ごし、やっと明かりが!!
歓喜!!!

気持ち的には「待ってました!!」ですが、まだ明るさが残っていて、幻想的な風景になるまではもう少し待たなければなりません。

早く暗くならないかなぁ〜…
と、バッテリーを気にしつつ撮影。

頭の中はバッテリーのことばかり(笑)

先程の大きな吊り灯籠にも明かりが。

良い感じになってきました。

下の写真は二月堂の背面なのですが、普通の灯籠と大きな吊り灯籠、そして山肌の深い緑が美しいコントラストを成していました。(何気にお気に入り写真)

撮ったり座ったりしてたら50代前半ぐらいの短パンTシャツのジョガー男性が階段を駆け上がってきたかと思いきや、御堂の正面真ん中でいきなりお経を唱え始めました。

一瞬びっくりしたけど、どうやら東大寺でお勤めしてるお坊さんのようです。
頭もお坊さんの頭でした(笑)

ちょっと得した気分(=´∀`)

耳を澄ませて最後まで拝聴させていただきました。

絶対秘仏が納められている二月堂の正面には、「二月堂」と名前入りの灯籠。

暗さがちょうど良い具合に暗くなってきたので、以下数枚、明かりが灯った灯籠の風景をお楽しみください。

如何ですか?
とても幻想的でしょう!
これをどうしても見てみたかったし、いつもブログを読んでくださってる皆さんにもお見せしたかったんです!
(上の写真が一番お気に入り)

スッキリ晴れてたら二月堂から眺める奈良市の風景ももっと綺麗に見れたと思うんですが、それは時の運。またいつか。

真っ暗になるまで待とうかな?とも思ったんですが、スマホのバッテリーはないし、お腹は空いたしでホテルに戻ることに。

登廊

登ってきたツルツルの石階段から二月堂を挟んだ逆側には登廊。
先に見える小さな黒い粒は黒猫さん。(近づいたら避けられた)

登廊から二月堂を見上げた風景

時期的に観光客も殆どおらず独占でした!
特に夜は誰もいなくなってずっと私1人。
これはとても贅沢だったかもしれません。

灯籠に明かりが灯るのを知らない方も多いみたいで、神社やお寺好きな知人などに言っても今まで聞いたことはなかったようです。

本当にとても美しい風景。
暫く眺めていました。

帰り道…二月堂を降りた途端に一気に暗さが増して、東大寺の奥深くに取り残されてしまった気分になりました(笑)
尚且つ、やたら広いし道が張り巡らされていて、一体どこへ向かえば良いのか…

ここはどこ?(笑)

バッテリー残量15%のスマホでGoogleマップを開く。

とりあえず車通りの多い幹線道路へ出なければ…

途中、真っ暗な道もあって、警備員さんにライトを照らされたりしながらも、20分ぐらいかけてなんとか脱出!

いやこれ地図で見ると楽勝っぽく見えますが、結構な距離なんですよ!(笑)
しかも真っ暗だし、もし二月堂で充電を使い切っていたらと思うと恐怖すぎ。
完全に迷子になって朝まで野宿してたと思います(笑)

幹線道路に出てからも、そこから宿泊するホテルのある奈良駅方面へはどう行ったら良いのか…と地図上で調べてみたけど結構距離あるんですよね。

バスは?と思ったけどバス停も見当たらず、とりあえずホテル方面に向かい更にひたすら歩く…スマホのバッテリーがヤバい…0%になったら終わる…

そんな不安を抱えながら、とりあえずタクシーでも捕まえればいいや!と思ってもみたけど全然タクシーが走ってない。

後で知ったんですが、関西は今はタクシーを利用する際は呼ばないといけないんですね(笑)
地元では大きな道路ならちょいちょい空車のタクシーが走ってるのでそのつもりで歩いてました…

タクシー捕まらん!となって、どっか最寄駅は〜と探したら近鉄奈良駅が。
しかし、近鉄に乗ってもホテルがあるJR奈良駅には辿り着けないのでまた愕然とし(笑)、近鉄奈良駅から出てるバスに乗ろうとしたけど、全然来ない上に、駅員さんに間違って教えてもらったのか、乗り場に到着するバスの行先がどうもホテル方面ではなさそうで、もうヤケになってここからまた奈良駅にあるホテルまで歩いて帰りました!(笑)

つまり、東大寺の奥から奈良駅までオール徒歩!(笑)
多分トータルで1時間半ぐらいかかったと思う…

まあまあ、それでもね、行きたかった二月堂に行けたし雨も降らなかったし念願の風景も見れたからヨシですわ。

こういうことも後でネタになるし思い出にもなるもんで(=´∀`)

そんな風にして、初日は終わりました。
翌日は、大神神社へ!(これもまた大変だった…汗)



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    いつもつまらない記事を読んでいただいてありがとうございますm(_ _…

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