春分の日

戯言

祝日の意味と由来とウンチクと <3月(春分の日)>



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前回の記事。↓

一見、境目がなく常に移ろう季節でも、暦の上では季節を分ける目印の日があります。
二十四節気(にじゅうしせっき)」というのがあり、これは、「節分」(←については祝日ではないので今回は掘り下げません)の翌日の「立春」からスタートして、1年を24等分(1区分が約15日)にして分けた季節のことです。
その区分点にはそれぞれ名前がついていて、「春分の日」は立春から数えて4つ目の節句になります。

春分の日(しゅんぶんのひ) 春分日

同義語:春分日
意義:自然をたたえ、生物をいつくしむ。

いきなり宇宙の話をしますが、地球というのは365日かけて(4年に一度、調整のための閏年があります)太陽の周りを一周します。これを公転と言います。
太陽の周りを移動しつつ地球自体もクルクル回っているんですが、これを自転と言います。(バカにしてるわけではないですよ!笑)
これにより太陽が東から昇り西へ沈むわけですが、毎日同じ所から昇り同じところへ沈んでいるのではなく、実は日ごとに少しずつずれているんです。

なぜか?

それは地球の軸が傾いているから。
それにより、日本や他の国に季節が生じています。

地球の軸の傾きは一定で約23.4°の傾きがあります。
この角度のまま太陽の周りを公転しているわけですが、北半球が太陽に傾く期間は夏(太陽との距離が近くなり、日照時間が長くなる)、そこから同じ角度で太陽の反対側にぐる〜っと回って北半球が太陽とは反対に傾いてる位置に来ると冬(太陽との距離が遠くなり、日照時間が短くなる)になります。
南半球は逆の状態になるので、日本が冬の時期はニュージーランドやオーストラリア、アルゼンチンなどでは反対の夏になります。

ということで、夏は日が長く(一番日が長いのが夏至)、冬は短く(一番短いのが冬至)となるわけですが、もちろんこの中間もあるわけです。
つまり、昼と夜の時間がちょうど半分ずつになる日、それが春分秋分です。
(いまいちピンとこない、という方は「春分 秋分 地球」などで画像検索して下さい。検索サイトに丸投げ)

春分(昼と夜が半々の日)、夏至(一番昼が長い日)、秋分(昼と夜が半々の日)、冬至(一番夜が長い日)、これらの日付はその年によって微妙に変わります。

今年の春分の日は3月20日でしたが、去年は3月21日でした。

太陽暦の暦では一年を365日としていますが、実際には365日より少し満たない感じなので、4年に一度、2月に1日プラスして29日間にします。(閏年)
昔の天文学の人はパソコンとか色んな機器とかないのによくそんなことを調べあげましたよね〜。(関心)

戦前の日本では、春分の日は「春季皇霊祭」という”祭日”でした。
古来からこの日は「春の訪れ」を祝う日とされていて、同時にご先祖様を敬う日でもありました。
明治時代から「春季皇霊祭」として宮中で祭事が行われるようになり、敗戦後の昭和23年(1948年)には、「自然を称え将来のために努力する日」と法律で定められました。

春分の日」の元の名前は「春季皇霊祭」。

つまり、これも戦後に名前を変えられ、宮中とは切り離された祝日の一つです。これはまたGHQが(略)
ですが、宮中や各地の神社では今も歴代の天皇や皇族を祀る儀式が行われています。(「秋分の日」には「秋季皇霊祭」が行われます)

春分の日の過ごし方

春分の日の風習や過ごし方を調べてみました。

彼岸

「彼岸」というのは「春分の日」を中日とした7日間、「秋分の日」を中日とした7日間を言います。
仏教では極楽浄土が西にあるという思想があります。太陽が真西に沈むこの日は、”あの世に最も近付く日”と考えられていました。
そこから、春分を中日とした7日間を「彼岸」と名付け、お墓参りなどをするようになりました。(秋分の彼岸も同様)

つまり、飛鳥時代初頭に百済(現在の朝鮮半島南西部を占めていた古代国家)から伝わった仏教が、後の宮中に影響を及ぼした、と考える事ができます。

よって、そもそも宮中行事ではなく、仏教でも若干スルー気味だった夏至冬至は祝日にはなりませんでした。
ちょっと夏至冬至がかわいそう( ´_ゝ`)

ところで、プチネタですが、春のお彼岸にご先祖様にお供えするのは「ぼた餅」、秋のお彼岸にご先祖様にお供えするのは「おはぎ」ですが、これって名前が違うだけで、実はどちらも同じ食べ物なのをご存知ですか?

「ぼた餅」の”ぼた”は牡丹のことで、春のお彼岸の時期に咲く花、「おはぎ」の”はぎ”は萩のことで、秋のお彼岸の時期に咲く花です。

なぜお彼岸にこのお供えをするようになったのでしょうか。

諸説あるようですが、古くから、赤い色には魔除けの効果があると信じられていました。
そこで、赤い小豆を”邪気を払う食べ物”としていたこと。
また、もち米とあんこを”合わせる”ことから、ご先祖様と自分の心を”合わせる”という意味合いをもって、ご先祖様にお供えするようになったようです。(私は粒あん派)

日本人というのは、ぼた餅のように合わせたり、おむすび(おにぎり)のように結んだり、手で作るのもに意味たせていることが多いなと感じます。
そこには相手を思う心も込められているんですね。

神様と人、ご先祖様と人を上下にするのではなく、合わせたり結んだり。
ここにも神人共食(共に神様と同じものをいただくことで、神様と人とが一体となること)を垣間見ることができました。

このようにして、「春分の日」は春の訪れを喜び祝いご先祖様に感謝を捧げる、という風習が今も私達に受け継がれているのでした。



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