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4月の祝日は月末に1日だけです。
この日から国民がみんな浮き足立つGW、そう、ゴールデンウィークが始まります。(お仕事の方はご苦労様です)
いったいGWのスターター「昭和の日」には、どんな由来があるのかを調べてみました。
昭和の日(しょうわのひ) 4月29日
意義:激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
4月29日が祝日となったのはいつからなのか。
この祝日の最初の名前は「天皇誕生日(天長節)」です。(覚えてる、覚えてる)
それから「みどりの日」になり現在の「昭和の日」になりました。
いつの天皇のお誕生日たっだのかと言うと、昭和天皇(第124代)のお誕生日でした。
つまり、「昭和の日」は昭和天皇が御即位された年にできた祝日、となります。(結構最近ね)
昭和天皇の前の大正天皇が崩御され、皇太子であった昭和天皇が即位されたのは1926年(大正15年/昭和元年)12月25日。
ですので、この翌年の1927年(昭和2年)から4月29日が祝日と定められるようになりました。
昭和天皇は、実は歴代天皇では一番在位期間が長かった天皇なんです。
そうです、子供ながらにニュース見てたのが今でも記憶として残ってますが、1989年(昭和64年)1月7日に崩御されたので在位期間は64年間。
…ではなくて、公式には62年間!
64年じゃなくて62年!?
2年も誤差がある…どういうこと!?
大正天皇が1925年のクリスマスに崩御されて、その日に昭和天皇が御即位。
そして1989年にの正月明けに崩御…
1989-1925=64…
何度計算しても64年間…どうやったら2年縮まるの!?
凄い混乱してましたが、カラクリ(別に仕込まれてない)は単純でした!
大正天皇がクリスマスに崩御された後は、その年は崩御された日を含む残り7日間しかなく、昭和天皇が崩御された年は、お正月の豪華料理の食べ過ぎで酷使した胃腸を休ませるために七草粥を食べる1月7日までの7日間。
よって、7日間+62年間+7日間で、在位期間は合計62年間と14日となります。(そういうことか!)
次いで在位期間が長かったのは明治天皇で、45年6ヶ月だそうです。
昭和天皇については様々な見解がありますが、皇太子の頃から病弱だったり色々あった父の大正天皇の補佐や代理を務めたり、その後、即位してからも明治の頃からの各国とのモチャモチャが更にモチャモチャになって後の太平洋戦争へと繋がり、敗戦からの復興、そしてバブルを迎えて昭和の時代が閉じるという、歴代の天皇の中でも未曾有の時代を過ごした天皇と言っても過言でないような気がします。
またそれは、日本にとっても重要な時代でした。
昭和の時代には昭和天皇の「天皇誕生日」であった祝日は、近代日本での重要な出来事があった時代として、昭和天皇の崩御後も祝日として残そうという話が持ち上がり、「昭和記念日」等として制定を目指すも野党の反対によって叶いませんでした。
最終的には、自然を愛し慈しんでいた昭和天皇に因み、「みどりの日」として名を残すことになります。
更に、2007年(平成19年)に祝日法の一部改正によって再度、”昭和”のフレーズが用いられた「昭和の日」となりました。
また「みどりの日」は、5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」の間にある5月4日に移動し、それまでは国民の休日(前後が祝日である平日は「国民の休日」となり、休日となる)であった日に正式に名前が付き、国民の祝日(法で定める祝日)となりました。
昭和の日の過ごし方
昭和の日の過ごし方を調べてみました。
4月29日は戦前は「天長節」(四大節の一つ)と呼ばれ、昭和天皇の誕生日を祝う祝日でした。
「みどりの日」時代は、4月23日~29日の期間を「みどりの週間」として、環境問題を考えたり、清掃活動をしたり、また自然を慈しむ期間として、国内で様々なイベントが行われていました。
「昭和の日」に変更以降は、「みどりの週間」を廃止して4月15日〜5月14日の期間を「みどりの月間」として定められました。
「昭和の日」としての大きなイベント等は特になさそうですし、GWを大型連休にしたくて残したようなことも言われていますが、それはそれで私は嬉しい。(お仕事の方はご苦労様です)
でも、せっかく「昭和の日」と名付けられているので、意義にあるように”激動の日々を経て”きた昭和天皇と日本に想いを馳せ、今日までの軌跡を顧み、未来の平和を願う、そんなことを意識してみるのも良いかもしれませんね。
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