住吉大社

神社

27. 住吉大社(すみよしたいしゃ) 〜大阪府大阪市〜

先日、少彦名神社へ訪れて、翌日のフライトの時間まで間が空いたので住吉大社へ寄ることができました!

住吉大社は摂津国 (せっつのくに=大阪府北西部と兵庫県南東部) の一ノ宮です。
昭和21年までは官幣大社であり全国約2300社余の住吉神社の総本社でもあります。
凄い規模ですよね!
地元大阪では「すみよしさん」または「すみよっさん」などと呼ばれて親しまれています。
国宝重要文化財もありますよ。

『住吉大社(すみよしたいしゃ)』

所在地  大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
御祭神  第一本宮 底筒男命 (そこつつのおのみこと) 
     第二本宮 中筒男命 (なかつつのおのみこと) 
     第三本宮 表筒男命 (うわつつのおのみこと) 
     第四本宮 神功皇后 (じんぐうこうごう)
社格等  式内社(名神大)
     摂津国一宮
     二十二社(中七社)
     官幣大社
     別表神社
例祭   7月31日
鳥居   住吉鳥居
拝殿   住吉造

【由緒】
「日本書紀」や「古事記」の神代の巻での言い伝え
伊邪那岐命 (いざなぎのみこと) は、火神の出産で亡くなられた妻・伊邪那美命 (いざなみのみこと) を追い求め、黄泉の国(死者の世界)に行きますが、妻を連れて戻ってくるという望みを達することができず、逆にケガレを受けてしまいます。そのケガレを清めるために海に入って禊祓いしたとき、住吉大神である底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと) が生まれました。

御鎮座の由緒
住吉大社は、第十四代仲哀天皇の妃である神功皇后 (じんぐうこうごう) の新羅遠征(三韓遠征)と深い関わりを持っております。神功皇后は、住吉大神のお力をいただき、たちまち強大な新羅を平定せられ、無事ご帰還を果たされます。この凱旋の途中、住吉大神のお告げによって、この住吉の地に祀られることになりました。のちに、神功皇后も併せ祀られ、住吉四社大明神として称えられ、延喜の制では名神大社、二十二社の一社、摂津国一之宮、官幣大社に列せられています。

住吉大社では海の底から誕生した底筒男命、海中から誕生した中筒男命、海の表面から誕生した表筒男命の三神をまとめて「住吉大神」と呼んでいます。
この3柱の神様は伊邪那岐命が黄泉の国からの帰りに穢れを清めるために海中で禊ぎ祓いをしたときに誕生しました。
住吉大神の他にお祭りされている神功皇后は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の息子・仲哀天皇の奥さんです。

創建はおよそ1800年前というとにかく歴史深い神社です。
1800年て…恐ろしいぐらい長い時間ですね!

住吉大社へは南海本線の「住吉大社駅」で下車。
改札を出るとこのような看板があります。

わかりやすい!
有り難い!
矢印に従って右へ。

駅から出て左の方向に社号標と鳥居が見えます。

お天気は生憎の前でした。
…が、雨の神社も趣があって好きです(^-^)
あと、人が少ないので少しゆっくり見れるし。

社号標

かと思いきや、七五三参りでそこそこご家族連れの参拝者がいました。

一の鳥居

大きくて立派な狛犬さんたち!
この規模の神社はこれぐらい強うそうな狛犬さんじゃないと守りきれないかもですね!

大きな灯籠です。

正面に朱色の反橋。

ヒールで参拝の方々は上り下りが大変そう(笑)
七五三だからか出店もありました。
この反橋の手前にも狛犬さんがいます。

このあたりでモチャモチャしてたら着物姿の親子さんが。
やっぱり神社には着物がよく似合いますね!

写真撮ってあげたらよかったな…

反橋の頂上まで来ると社殿が現れました!

反橋の下にはお堀があって、左右の奥まで続いています。

社殿向かって左
拝殿向かって右

雨なのであまり綺麗に見えないですね(^-^;)

反橋を下から見るとこんな感じ。
風情がありますね。

鴨達が休憩していました。

手前に手水舎があるので、こちらで手と口を清めます。

手水舎
御神木

住吉大社には御神木がたくさんありますが、この御神木は凄いですよね!
上部が折れてるのに葉が多い茂っていて、とてつもない生命力を感じます。
自然って本当に逞しい。

二の鳥居と神門
神門向かって左手の風景
神門向かって右手の風景
幸寿門

住吉大社にはそれぞれ名前の付いた3つの門があり、門をくぐると”3つの幸が授かれる”と言われてるそうです。
上の写真は長寿を授かれる幸寿門

残りの2つは、幸寿門の左のお金のご利益が授かれる幸禄門、そして幸寿門の右の幸福を授かれる幸福門です。

欲張らないように!(笑)

神門の向こうの景色は、ちょっと手強そうだな…と感じる広さ(笑)
飛行機の時間に間に合うかな!?

左手に授与所、手前の回廊には色んな種類の御神籤などがあります。

授与所
御籤掛けと絵馬掛け
風通の鳩

ちょっともうどこから紹介して良いか分からないぐらいの広さと摂社・末社の多さですが、まずは本殿からご紹介しますね。
全部で4基ある本殿は全て国宝建造物に指定されています。
この4基の本殿の参拝順序は絶対にこう!という決まりはないようだったので、私は一番奥にある本殿の第一本宮から参拝しました。

第一本宮
社額

第一本宮の御祭神は底筒男命

第二本宮
社額

第二本宮の御祭神は中筒男命。

第二本宮全容

本殿ひとつひとつが大きいですが、第三・第四本宮は他のお社よりひと回り小さめな作りになっています。(と感じました)
そして第三本宮を撮り忘れていたのでこちらで代用(笑)

第三本宮(見切れてますが)

第三本宮の御祭神は表筒男命。

社額

幸寿門から正面に見えるのが第三本宮になります。
第四本宮はその右隣。

第四本宮
社額

そして第四本宮の御祭神は神功皇后です。

因みに各本殿の屋根の突き出たところにネットがかかってるのは修復作業をしてるためでした。

ここへ来て最初にどこから参拝したら良いのか授与所の女性に尋ねたら、第一本宮から推しだったのでその通りに参拝しましたが、それ以外のお社は「ご自由に」という回答でした。

そして「五大力(ごだいりき)の御守りはご存知ですか?」と聞かれました。

五大力??ってなんですか?
と尋ねたら、隣りにいた大阪(たぶん)のおばちゃんが手のひらにある三つの小石を見せてくれました。

「コレ。あっちの方にある石の中から””、””、””って書いてある石を自分で見つけて御守りにすんねんで。
御守り袋はここに置いてるから、ここで入れてもらうんよ」

と笑顔で教えてくれました。(関西弁があってるか分からないけど)関西には何度か訪れていますが、皆さん親切にしてくれて有り難いです(^-^)
せっかくなので五大力も後で手に入れよう。

この本殿がある敷地の周りには塀があって、その内外に摂社・末社がたくさんあります。
まず内側の方から。

おもと社

このおもと社には、初代神主田裳見宿禰(たもみのすくね)とその妻神市姫命(いちひめのみこと)がお祀りされています。
初代神主・田裳見宿禰を顕彰して、住吉大神の最も御傍にて祀ることから侍者(おもと)と称したのではないかとされています。
近年では「神と人」を結ぶ”仲執り持ち”の役目を担ったことから縁結びの神として篤く信仰されているそうです。

おもと社は中にインできます。

モデルは田裳見宿禰かな?

盾の御社
矛の御社
住吉神兎

御神輿が外に出されていました。
雨に濡れてしまわないかな?

第一本宮と第二本宮の中間あたりに塀の外側へ抜ける門があります。
右奥の方から出て周りの摂社と末社などを回っていきます。

足冷たくないのかな。

門を抜けると右側に石舞台があります。

石舞台

左右が池になっていて水面に浮かんでいるように見えます。

右側の赤いお社は若宮八幡宮、そして左の石柱で囲まれてるのが五所御前(五大力)です。

若宮八幡宮

こちらの若宮八幡宮の御祭神は第四本宮の御祭神である神功皇后の御子にあたる応神天皇(誉田別尊=八幡神)をお祀りしています。
共にお祀りされている武内宿禰(たけしうちのすくね)とは、神功皇后に従って新羅(しらぎ)を征し、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5朝にわたって仕えた大臣です。

五所御前(五大力)

この石柱の中にある小石の中に「五」「大」「力」と書かれてるものをそれぞれひとつずつ広い、奥の楠桾社か授与所へ行ってお守り袋に入れてもらいます。

願いが叶ったら、家の近所などで小石を3つ拾い、ひとつに「五」「大」「力」の文字をかぶらないように墨で1文字書いて、持っていたお守りと合わせてこちらに戻します。

裏側にも誰かが戻したお守り袋がたくさん掛けられていました。

海竜社

海竜社では提灯を奉納することができます。

ちょうど第一本宮の裏あたりにまで来ました。
こちらは楠桾社です。

楠桾社

お賽銭箱の向こうに裃を着た招き猫がいるのがわかりますか?
この猫は「招福猫」と言い、この楠桾社の主役であります。

住吉大社には「初辰まいり」というのがあって、この楠桾社の御祭神は宇迦魂命 (うがのみたまのみこと)で「はったつさん」と親しまれ、古くより商いを営む方から篤い信仰を受けています。
ここには樹齢千年を超える楠(くすのき)があり、江戸時代、人々は楠の神秘的な霊力に祈りを捧げていました。
その後、根元に設けられた祠に神様をお祀りするようになったといわれています。
参拝の際に招福猫を受けて祈願し、これを48ヶ月間(4年間)続けると「始終発達」(しじゅうはったつ=四十八辰)の福が授かるとして日本全国より崇敬を集めています。
招き猫は、左手は人招き、右手は金招きといわれ、奇数月は左手、偶数月は右手を求める慣習があります。

上の右の写真が「招福猫」。
楠桾社の禰宜さんが詳しく教えてくださいました。
まずは一番小さなサイズのニャンコから始まりますが、毎月の最初の辰の日に参拝し招福猫を授かります。
これを毎月4年間続けると満願成就としてひと回り大きな招福猫となります。
更に参拝に通ってニャンコを集め続ける度に大きくなっていって、一番大きな招福猫になるまでにはなんと24年かかるそうです!

小さいものから大きなものに発達するからという意味でも「はったつさん」に掛けてるそうです。
奇数月は左手(人招き)を、偶数月には右手(金招き)を挙げた小猫になっています。

実は我が家には2体おります(´∀`*)
どちらも奇数月だったので左手を上げています。(かぶった)

狛狐さん。
前掛けがオシャレ!ていうか高級そう!

その横を本物の猫が通り過ぎて行きました。

うどん屋なのか薬屋なのか…

王子社
八所社
今立社
新生社
薄墨社
招魂社
左から神奴社、大宅社、髙木社、津社、狛社、板屋社、大領社
后土社
星宮

写真がめちゃくちゃ多いですね、すみません。
いきなりアミューズメントチックなものが出てきました。

一寸法師的な顔ハメ

住吉大社は一寸法師の発祥の地だそうです。

種貸社

こちらの種貸社も歴史のある古社です。
稲種を授かって豊穣を祈る信仰であったものが、時代とともに商売の元手、元本、また子宝祈願の信仰に発展したものと考えられています。

児安社(左)と海士子社
楠高社

この木の幹には白蛇さんが住んでいるそうです。
会えなかった(>_<)

伊勢神宮遥拝所

真ん中に鏡があるのかと思って近づいてじーっと見てみても自分の顔が映らない…
変だな〜と思って色んな角度から見ていると突然、背後から「それは穴が空いてんねん」と天の声!

誰!?と思ってビックリして振り返ってみると、白いジャンパーをきたおっちゃんがニコっとしてめっちゃ近くに立っていました。
いつの間にそこに!?

「そこな、穴が空いてるやろ。その穴の空いた方向の先に伊勢神宮があって、そこへ向かって参拝すると伊勢神宮に参拝したことになるねん」

おっちゃんは色んな事を話してくれました。
住吉大社の事、人の生き方の事、悩み、未来…
今の私にピッタリなお話し。

正体が気になって、「ここの方なんですか?」と尋ねてみました。
その質問におっちゃんは、「人に色々教えるのが好きでここでボランティアでやってんねん」と。

おっちゃん「あっちの神社は行ったん?案内しよか?」
私「17時前の飛行機で札幌へ帰らないといけないのでもうあまり時間がないんです」
時計は16時になろうかというところ。
「そか。それなら飛行機乗った方がええな。」
とニコニコして本殿の入り口の方へと去っていきました。

大阪の人は親切やな〜なんて思い、最後の建物は古書が納められているところ。

もう本当に時間がギリギリだったので空港に向かわなければ。
(後で調べてみたらまだ見てないところがあリました)

さっきの白いジャンパーのおっちゃんのことが気になって、授与所に再度立ち寄り、
「先ほど”ボランティアでここに来てる”って言っていて色々教えてくださったオジサンがいたんですが、どちらの方なんですか?」

すると巫女さん達はキョトンとした顔で頭の上に「???」。

「うんと、白いジャンパー来て左手に水晶のブレスレットを付けてて、ジャンパーの背中に”OSAKA”とかって書いてあって…そういう人、ボランティアガイドでいませんか?さっき会ったんですけど…」

更に巫女さん同士で顔を見合わせて頭上に「???」
「いえ、そういう人は…こちらの方では誰かに依頼もしてませんし…」

「そうですか…(へんだな…)」

橋を戻りながら、
「さっきのは一体誰だったんだろう…聞いてもないのに色々と話してくれたし…ていうか気付いたらイキナリ後ろにいたなぁ!視界に入らなかったけど一体どの方向から来たんだ?…」
ずっとそんな事を考えていて突然ハッとしました!

あー!!
もしかして神様!?
そんなわけないか…でもなぁ…

と不思議な気持ちで住吉大社を後にしました。



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