伏見稲荷大社

神社

63. 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ) –稲荷山頭頂編– 〜京都府京都市〜

京都一人行脚(笑)3日目は皆さんご存知のこちら!

伏見稲荷大社!
ここは全国の稲荷社の総本宮です。

御朱印はこちら→ 御朱印 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)

実は伏見稲荷大社は2度目の参拝で、前回は2015年7月。
ちょうど4年前でした。
前回はタイムアップで稲荷山の山頂までは行けず(下山してくる頃には暗くなってしまうので)、三ッ辻で引き返してきました。
それから、「いつかリベンジを」と思い続けてやっと今年それを叶えてきました!(大袈裟)

なので、今回の記事では「稲荷山頭頂編」として三ッ辻より手前のところはサラッと触れる程度にしました。
(写真と情報量が膨大になるため)

境内の細かなお社などについては伏見稲荷大社の前回の記事(36. 伏見稲荷大社 〜京都府京都市伏見区〜)をご覧いただければ幸いですm(_ _)m

『伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)』

所在地  京都市伏見区深草薮之内町68番地
御祭神  宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
     佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
     大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
     田中大神(たなかのおおかみ)
     四大神 (しのおおかみ)
社格   旧官幣大社
例祭日  5月3日
鳥居   根巻鳥居
社殿様式 流造

【由緒】
全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮で、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主神とし、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)を祀る。
奈良時代の和銅4年(711)に秦氏が稲荷山上に創祀し、後にこの地に社殿が造営されたという。仁寿2年(852)の祈雨奉幣以来、朝廷から度々、勅使が遣わされ、五穀豊穣、家業繁栄の神として庶民の深い信仰を集めた。
古くから山全体が信仰の対象とされる稲荷山には、清少納言も詣でたことが「枕草子」に記されており、願い事が「通る」という意味から、多数の朱の鳥居が奉納され、今日に至っている。
応仁の乱で焼失した本殿は、明応8年(1499)に再建された後、幾度かの修造を重ね、現在は重要文化財に指定されている。また、御茶屋は後水尾院から拝領し、当社に移建された御所の御殿で、これも重要文化財となっている。楼門は、豊臣秀吉が母の病気平癒祈願が成就したため寄進したものである。
現在は特に商売繁盛の神として信仰を集め、正月には多くの人々が初詣に訪れるほか、2月の初午祭、5月3日の稲荷祭、11月8日の火焚祭も多くの参詣者でにぎわう。

伏見稲荷大社へのアクセスは非常にシンプルで迷いようがないぐらいです。
京都駅からJR奈良線で3駅目の稲荷駅で下車。
駅名も分かりやすいし、駅から出たら目の前にこの景色。

駅から徒歩3秒です。
絶好の撮影スポットの為、下車してすぐはカメラを構えた人で混み合うので、駅隣のコンビニでコーヒーでも買って飲んで人がいなくなってからゆっくりアングルなど調整して撮りましょう(笑)
それでも参道には常に人がたくさんいますが。
因みに写真は朝の9時ですがこの様子です。

伏見稲荷大社へ来たならまずこの狐さんにご挨拶をば。

躍動感!

朝なのにもう暑いです。
因みにこの日も前日の天気予報では大雨、しかも雷雨の予報でしたが当日になると晴天!
折り畳み傘を鞄に忍ばせて挑みましたがただの荷物でした(笑)
雨傘じゃなく日傘が正解の天気。

赤と白の枠組みみたいなものはお祭りの準備に関するものです。

楼門

やっぱりみんな持ってるのは日傘。

左の狛狐さんが加えてるのは鍵、右の狛狐さんが加えてるのは玉です。
加えてるアイテムは全部で4種類あって、参道の入り口にいた狛狐さんが加えてたのが稲穂、他に巻物があります。
それぞれのアイテムには意味があります。

「稲穂」
商売繁盛の神様として有名な伏見稲荷大社ですが、元は五穀豊穣の神様として崇敬されていました。五穀豊穣の代表が稲穂です。

「巻物」
知恵をあらわしているそうです。また、人間の頼みごとを巻物に記して稲荷大神様に届けるので巻物を咥えているという説もあります。

「玉(宝玉)」「鍵」
玉と鍵はセットで、玉は稲荷神の霊徳の象徴、鍵はその御霊を身につけようとする願望という意味とされています。
また、陽と陰、天と地を示し、万物はこの二つの働きによって生成し化育する理を表している、とも言われています。
更に、花火が打ち上げられる時の掛け声で「た〜まや〜」とか「か〜ぎや〜」などの掛け声を聞いたことがあると思うのですが、あれは実は伏見稲荷大社のキツネがくわえている玉と鍵に由来しているそうです。
他には、玉を「穀物の倉庫」、鍵を「倉庫の鍵」とする説もあるようで、どの説が正しいのか、または本来の説が何かなどは実際のところ正しくはわかっていません。

諸説ありますが、各地の稲荷社の狛狐さんが何を咥えているのかチェックするのも楽しいかもしれません。

外拝殿

楼門を抜けた正面に大きな舞殿があるな〜!
と思いがちですが、これは舞殿ではなく拝殿です。
本殿の手前に独立してあります。

外拝殿の右手に神楽殿があります。

神楽殿

提灯がたくさん取り付けられています。
この時期、授与所など至るところに赤い提灯が取り付けられていますが、「本宮祭(もとみやさい)」というお祭りの準備です。
7月土用入後初の日曜又は祝日に行われるもので、前日の宵宮祭には、稲荷や境内の全域の石灯篭と数千に及ぶ献納提灯に灯が点けられる万灯神事が行われるそうです。

その様子は実に優美でしょうねぇ〜…
見たかったなぁ。

本殿

鈴緒がたくさんあるので、喧嘩しないで一度にたくさんの人が手を合わすことができますね。
稲荷社はこういう造りが多いような気がします。

この本殿に五柱の神様が左から、田中大神佐田彦大神宇迦之御魂大神大宮能売大神四大神、の順にお祀りされています。
稲荷社の大神様、宇迦之御魂大神はもちろんセンター!

本殿の左手には授与所。
ここはいつ来ても混み合っています!

授与所

授与所を背にして右側には外拝殿。
左側には本殿とその斜め左後ろに権殿が見えます。

横から見る本殿と権殿

権殿の左にある鳥居を抜けていきます。

幾つかお社がありますが、以前の記事でご紹介してるので端折りますね。
今回の記事では稲荷山の三ッ辻以降からをメインとしています。

さあ、千本鳥居に突入!
この鳥居の隙間から陽が射してる風景がとても好きなんです。
幻想的で。

静かで、朱が光を帯びて陰影を作り出し、現実じゃない世界に来たような気持ちになります。

千本鳥居は稲荷山をぐるっと回る形で建てられていますが、山間の要所要所に塚がたくさんあります。

にしても天気の良いこと…

折り畳み傘ほんと荷物!
肩凝るわ!(笑)

四ッ辻手前のお社は大松社と三徳社。
実は大松社の手前に榎木社もあったのですが撮り忘れ…

大松社
三徳社

四ッ辻付近までは結構人がいます。
三ッ辻と四ッ辻が行くか戻るかのターニングポイントになってるようですが、そんなに険しい山でも標高の高い山でもないのでお時間に余裕がある方は是非頭頂を目指したら良いんじゃないかなって思います。
体力に自信のない方も休憩しながらなら無理なく登れると思います。
私のように写真を撮ったり狛狐などをジロジロジックリ見たりしない限りはそんなに時間もかからないと思うし。
注意書きですが、登山用までは必要ないけど必ずスニーカーで!
革靴、ヒールの高い靴、サンダルは足を痛めます。

虫が苦手な方がいたらごめんなさい。
コレ、蜘蛛の巣に蜘蛛がご在宅してる様子なんですが、糸をグジュグジュグジュ〜ってやって作ったバッテン印があって不思議だなって見てました。
だって、獲物に見つかりやすいじゃないですか?(笑)

地元にはこお種類の蜘蛛はいないような気が…
てか蜘蛛めっちゃ真ん中で市川海老蔵レベルの睨みをきかせて獲物のこと待ってるやん(怖)

この鳥居を抜けた先…

ここが四ッ辻です。

↑イマココ図

こんなに道が分かれてたらどの方向から進めば良いのか、ここは確実なルートを!と自分で調べず楽をして茶屋「仁志むら亭」さんの旦那さんにお伺い。
真上に伸びる道のルートが正解でした。

この道です。

少し勾配になっているのがトラップで、一見帰り道と思ってしまいますが実はこの先上り坂になる正規なルートです。(って茶屋の旦那さんが申しておりました)

進んですぐにこの狛狐さん!

躍動感!

別角度から見ても躍動感!
苔むした岩とシダが雰囲気を出していて好き。

先ほどのイマココ図にあった絵がこの狛狐さんの絵でした。

この狛狐さんがいるところは眼力社です。

その向こうが御膳谷

御朱印は左の御膳谷奉拝所でいただけます。
右の階段を上がったところが御膳谷。

こちらも宵宮祭の準備で提灯が飾られています。
う〜ん、やっぱり夜も来てみたいなぁ…

巻物を加えた狛狐さん。

御膳谷

いや〜〜この狛狐さんと木の苔むした感じね!(苔むし好き)

階段を上がると広がるこの景色!
圧巻です。

御膳谷の空間はかなり広く、奥行きが結構あります。
見渡す限りの苔むし!!
いや、狐塚!!
いや、苔むし!!

稲荷信仰が盛んになった江戸時代から今日まで、ご利益を得た人々が残した塚がこんなにもたくさん。
神社仏閣に興味がなくても、信仰などしていなくても、この風景を見たら誰でも目を奪われるだろうなと思います。

上の写真3枚は御膳谷の奥の方のエリアですが、比較的新しい感じを見ると奥へ奥へと御膳谷の敷地を広げていってるんでしょうね。
今の時代でも稲荷信仰があり、塚を建てて大事にされてる方が在る証拠です。
脈々と受け継がれてきたものがそこら中に存在しています。

麦わら帽子、主は取りに来たんだろうか…

う〜ん、苔むし〜!(サイコー!)

御膳谷から出て元のルートに戻りズンズン進みます。

薬力、薬力…社額に次のポイントのヒントが。

あった!薬力大神!

薬力社の滝

名前の通り、病治癒に対するご利益のあるお社です。
この滝は、以前は滝行の行場に使われていたそうですが、現在はあまり使われなくなったようです。
が、ご希望の場合は事前予約があれば滝行できるそうですよ!

薬力亭

創業100余の老舗茶屋。
こちらで販売されてる茹で卵は薬力社の御神水で茹でたもので「健康たまご」として有名なようです。
スルーしてしまったけど食べれば良かったなぁ…

左にそれる道がありました。
見辛いけど看板が。

「も〜しんどいわ〜!」って方はここでも離脱できます。
階段の先にお社があるそうなので行ってみました。

お社から木が生えてるー!と思ったら、木そのものを御神木としてお祀りしていました。

傘杉社

踵を返しまた本来のルートへ。

長者社

稲荷山ではこのように主だったお社には番号が振ってあります。
13番目の長者社の次、14番目が頂上である一の峰、末広大神が座すところです。
頂上までもう少し!

三劔社

「ツラいわ〜!」って方はここで休憩して行ってくださいな。

三劔家

目の前も山の奥の方も、至る所に塚がたくさん!数えられないほどあります。

伏見稲荷大社の方も一体幾つあるかわからないのでは?というぐらいあります。
(きっと昔からの台帳などがあって把握してると思いますが)

10号の鳥居を奉納する人ってどんな人なんだろう?とか、凄いな〜とか考えならが歩いていたら着きました!\(^o^)/

頭頂〜〜!\(^o^)/

一の峰 神ノ社 末広大神

このお社の周りにもこの看板の通り塚がめちゃくちゃあります!

さすがに山頂まで来ると暑さにもやられて汗だくに。
写真を撮り忘れてしまったのですがここにも「末廣屋」というお休み所があるので小休止してから二の峰へ。

ここから下りなので少し楽です。

二の峰 中ノ社 青木大神
辻亭

二の峰と三の峰の間には”間の峰”というのがあります。

間の峰 荷田社 伊勢大神

この次が三の峰、白菊社。

三の峰 下ノ社 白菊社

このお社は心なしか派手というか、人気感が伺えます。
「白菊」ってネーミングはモテそうだし…

三の峰の茶屋さんはちょっとポップ。
お店によって置いてあるお土産もそれぞれ違うので、お土産選びも楽しいですよ。

岡本店

下りの千本鳥居を抜けて…

出てきたのは四ッ辻!

四ッ辻の上を輪を描くようにグル〜っと回ってきたのです。
開店準備をしていた仁志むら亭さんもこの頃になると賑わっていました。
時間の経過を見ると四ッ辻を出発して同じ地点へ戻ってくるまでの間は約40〜50分というところでしょうか。
写真とか撮らずに寄り道もせずに行けば30分ぐらいかもしれません。
因みに四ッ辻からの景色は京都市を一望できる撮影ポイントになっています。

四ッ辻の左側の道は荒神峰の田中社があって行き止まりです。

田中社

四ッ辻からの帰り道は三ッ辻まで戻って千本鳥居ではない別の道を抜けてきました。
看板でいう、鳥居がない左の道です。

道なりに行けば境内の左手側に出ます。
途中、まだまだ塚があったりたくさんのお社が続きます。

そうそう、忘れては行けないことが。
伏見稲荷大社、稲荷山には神社猫がたくさんいます(^-^)
前回も数匹会ったけど、前回とは違う子がいました。

猫達は神社の方やこの近辺の方に可愛がられてのほほんと暮らしています。
出会った際には脅かさずに優しく見守ってあげてくださいね(^-^)

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
去年のうちに書き上げたかったんですがそこはやはり師走で多忙を極めてしまい為すことが出来ませんでした(*_*)
2020年のブログ初めがたまたま伏見稲荷大社であることに、スピリチュアル要素などの大きな意味は特にないですが(ないんかい)、今後もどなたかのお役に立てそうな記事を書いていけたらと思います。(更新が牛歩ですが)

皆様にとって笑顔いっぱいの一年になることを願って、年始の挨拶と代えさせていただきます。



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