伊勢神宮内宮

神社

70. 伊勢神宮-内宮(いせじんぐう-ないくう)/皇大神宮(こうたいじんぐう) 〜三重県伊勢市〜

今回は真剣に書きます。
NOボケ&NOセルフツッコミで。
我慢できるでしょうか?
自信はないです。

序文を置いておきます。
ちょっとそれは別にいいわ〜って方はスクロールして本文までワープしてくださ

御朱印はコチラ→ 御朱印 伊勢神宮-内宮(いせじんぐう-ないくう)/皇大神宮(こうたいじんぐう)

序文

記事の内容は、タイトル通り伊勢神宮の内宮です。
別名、皇大神宮
または、伊勢神宮、略して神宮

伊勢神宮へはいつか訪れてみたい、とずっと思っていて、でも「こんな自分じゃまだご挨拶するには恥ずかしいな」という気持ちや「まずは地元の神社から大切にしたい」という気持ちなどが相まってなかなか行動に移せずいました。

ニワカ神社ファンみたいなオジサン(言い方が失礼)とかに、

「え!そんなに神社好きって言ってるワリにまだ伊勢神宮に行ってないの?!ダメだよ〜行かなきゃ〜。それ全然神社好きじゃないでしょ〜。俺なんかもう○回行ってるよ?」

とか言われても「わかってないなこの人。ペラッペラだな。薄いわ…」と思いながら、

「そういうんじゃないんで」
「地元の神社も大切にしたいんで」
「私は恐れ多くてまだいけないですね」

なんて相手に伝わらない理由をピシャリと述べてきたわけです。
「私の神社愛、神様愛など貴様にわかるまい!!」
と言いたいのをグッと堪えて。

で、ふとある時、伊勢神宮?え?行っちゃう?みたいな気持ちに切り替わってまんまと行くことが決定したわけです。

仕事の兼ね合いもあり休みを取れる時期も限られるのでそのあたりも調整しながら、9月の連休を絡めて。(去年)
しかしなんと去年は台風がとても多く発生して、旅行の予定日の1週間前にも三重県あたりに台風が上陸していました。

でも天気予報的には旅行の間はなんとか台風は免れそうな気配。
ギリギリ大丈夫かな?という感じ。

ところが旅行の数日前に飼い猫が体調を崩してしまい、回復の具合によっては諦めなければならない事態に。
旅行の3日前ぐらいには少しづつ回復してきましたが、ご飯をまだちゃんと食べない状態…
台風の不安もあるし…何より猫が心配…いない間に何かあったらもう生きていけない…ぐらい憂悶し、そして躊躇しました。
なんだったら既に諦めつつあってガッカリしていました。

ある方に、楽しみにしていた伊勢神宮参拝に行けないかも、いやむしろ諦めですわ…これはきっと神様が来るなと言うとんねや…と打ち明けました。
「それは残念だけど仕方がないね」的な返事が来るのかと思っていたら、

「猫の預け先のご実家にはご両親もいるし、今は回復に向かってるんだよね?大丈夫!!行っていいんだよ!」

と予想だにしない返答!
私が伊勢神宮yeah〜!!とウキウキワキワキしていたのを知っていたので、「行くべき!むしろ行け!!」と強く背中を押してくれたのでした。

結果、行って良かった!!とても良かった!!
猫についても毎日実家に電話して様子を聞いていたけど全然普通にご飯も食べてたし排泄もしていて全く普段通りだった!
懸念してた台風にも当たらなかった!むしろ晴天続きだった!

私が伊勢に行ったちょうど1週間後には、映像で見た方もいると思いますが、台風が直撃していて五十鈴川が氾濫しおかげ横丁のあるおはらい町も床上浸水。
もし1週間後に延期していたら…

そう考えたら余計に、あの時思い切って行ってよかった!と今でも思うのです。

あの時、背中を押してくれたおかげ。
本当にありがとう。

今のところNOボケ&NOセルフツッコミで頑張っています。

本文

前日に外宮である豊受大神宮月夜見宮へ参拝し、この日はいよいよ伊勢神宮の内宮である皇大神宮へ参拝をしに行きます。

二見興玉神社→外宮[正宮]→(外宮の別宮)→内宮[正宮]→(内宮の別宮)

何度か触れていますが参拝順序がありまして、↑今ココ。
ここで、これから伊勢神宮へ行く方へ、重要な情報を告げたいと思います。

…の前に由緒と沿革を。

『伊勢神宮-内宮(いせじんぐう-ないくう)/皇大神宮(こうたいじんぐう)』

所在地  三重県伊勢市宇治館町1
御祭神  天照大御神(あまてらすおおみかみ)
社格   旧式内社
     旧二十二社
     神宮
例祭日  伊勢神宮HP参照
鳥居   伊勢鳥居
社殿様式 唯一神明造

【由緒】
わが国最初の正史『日本書紀』によると、天照大御神はお生まれになった時、「光華明彩(ひかりうるわ)しくして、六合(くに)の内に照り徹(とお)る」と称えられ、この上なく輝かしい存在として、また神々の世界を治める日の神としても伝えられています。
高天原(たかまのはら)にいらっしゃる大御神は皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をこの国にお降しになる際に、

豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂国(みずほのくに)は、是(これ)吾(あ)が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。宜しく爾(いまし)皇孫(すめみま)、就(ゆ)きて治(しら)せ。さきくませ。
宝祚(あまつひつぎ)の隆(さかえ)まさむこと、まさに天壌(あまつち)と窮(きわま)りなかるべし。

と、この国は天地と共に永遠であるとの祝福のお言葉をお与えになりました。また、この言葉と共に大御神は宝鏡を授けられ、「この鏡は私を見るがごとくにまつれ」と命じられました。さらに高天原でお育てになった稲穂を授けられ、米をつくる暮らしが、この国の繁栄と平和をもたらすとお教えになられました。この御祝福の言葉は「天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅(しんちょく)」と呼ばれます。

さて、瓊瓊杵尊に授けられた宝鏡は八咫鏡(やたのかがみ)と呼ばれ、天皇が天照大御神をお祀りするご神体となっています。八咫鏡は代々宮中で天皇ご自身がお祀りされていましたが、崇神(すじん)天皇の御代になるとお側でお祀りすることに恐れを抱かれ、皇居を出られ、大和の笠縫邑(かさぬいのむら)に神籬(ひもろぎ)を立ててお祀りすることになりました。

そこでは、天皇にお代わりして、豊鍬入姫命(とよすきいりびめのみこと)が皇大御神をお祀りしていましたが、垂仁(すいにん)天皇の御代に、倭姫命(やまとひめのみこと)が新たに皇大御神をお祀り申し上げるにふさわしい地を求められることになりました。倭姫命は大和の国を始め伊賀、近江、美濃の諸国を巡られた後、伊勢の国の度会(わたらい)の地、宇治の五十鈴の川上に到られ、皇大御神のお教えのままに「祠やしろ」をたててお祀り申し上げることになりました。今からおよそ2000年前のことです。祠は社(やしろ)とも書き、家やや屋やの代しろという意味で、大きなお祀りに際してその度新たにたてられる建物のことです。神籬や祠のように臨時にたてられる建物が、神の宮、つまり神宮と呼ばれるほどに大きな規模になったのは、天武天皇から持統天皇の御代にかけてのことと考えられています。20年に一度の大祭、神宮式年遷宮もその時代に始まりました。

伊勢神宮では「特別参拝」と称される参拝方法があるのをご存知でしょうか?

一般的な参拝者は、内宮・外宮共に正宮の御幌(みとばり)の前で参拝します。

が、特別参拝の資格のある方は、一般拝所よりも更に内側に参入でき、神職の方にお祓いをしてもらった後に、案内により御帳の更にアッチ側にて参拝する事ができるんです!

これが「特別参拝」です。

特別参拝をするには「参拝資格を証する参宮章(特別参宮章)」が必要です。
このミッション(受領方法)は、伊勢神宮崇敬会に加入するか、当日、内宮や外宮の授与所などで神宮の式年遷宮の為に一定額以上の寄付金を奉納することでいただけます。 

豊受大神宮(外宮)の記事で軽く触れましたが、伊勢神宮を始めとする全国の神社は国民の奉賛(寄付)で成り立っています。
式年遷宮にかかる費用、年間を通しての大小の神事に祭事、その他諸々神社に関わる全ての費用は国から出ているお金ではないんです。
逆に伊勢神宮のような大きな神社が皆さんの奉賛や御賽銭で成り立ってるのって凄くないですか!?
それだけ日本人に篤く慕われ続けてきた証拠ですよね。
小さな地元の神社なども同様です。(なのでそういった地元の神社にも通っていただきたいな、と思います)

地元の神社へ参拝する際に於いても、御賽銭を入れるときはその神社の継続にお役立てください、という気持ちで入れています。
「小さな金額で願い事が叶うわけない」とか言う方もいますが、そもそも根本が違っていて、私のような汚れた人間が図々しくお願い事をするために神社へ行ってるわけではないんですよ(笑)

良く言えば奉仕!(笑)
悪く言えば趣味!(悪くない…か?)

感謝や色んな報告(独り言)をお伝えしに行って、その神様にこれからも居心地よくそこに居てもらえるように、みんなを見守ってもらえるように、神職の方へ「少ないけどこのお金で備品とか色々買ったりなんかしてください」と言う気持ちで御賽銭箱にチャリン(小銭)としてるわけです。
神様に願う前に自分で努力しなくては神様に「私たち萬屋じゃないんだから」と叱られてしまいます(笑)

話がそれましたが、そんなわけで伊勢神宮ではある程度の金額以上の奉賛をされた方へ、

「あら!こんなにいいんですか!?ありがとう!お礼と言ってはなんだけど、良かったら是非もうちょっと神様に近い距離で参拝していってくださいよ。神様とお近付きに♡」

みたいな感じで、特別に御帳の奥へ案内してくれて、一般の参拝客からの、

「え!?何あの人!?なんで中に入ってるの!?何者なの!?」

という羨望を浴びながら参拝できるわけです。
これが「特別参拝」!(どや)

私は前日に外宮へ行った際にこの「参拝資格を証する参宮章」である「特別参宮章」をいただいてきました。(ミッションクリア)

特別参宮章

内宮の特別参拝を済ませた後に、外宮まで戻ってそちらでも特別参拝をさせていただきました。
なので両方の捺印がされています。(青と緑のハンコ)

また、上の写真のように証明書もいただけます。
私は5,000円を納めました。
一生に何度もないと思うと5,000円ならそんなに高くないかもしれないし、次回の式年遷宮の際に「私のお金も使われてる」ってプチ自慢ができます(笑)
もちろん、それより高額でも構わないですし、無理のない金額で。

大きなお金じゃなくても御賽銭がなくても、神様は平等に私たちを見てくださってるはずなので通常の参拝でも十分だと思います!
でもせっかくだから神様のお近くで…という方には是非おすすめしておきます。

詳しいことは神宮会館のHPをご覧ください。

特別参拝の際は礼服でなくてはならないのでご注意ください。

これも背中を押してくれた方が「特別参拝ってのがあるみたいだよ!」と教えてくれたので知ることができました。
本当に有り難い存在ですm(_ _)m

神社へは基本的に早朝に行くのが好きなのですが(人が少ないので)、特別参拝というのもあり、余計に早起きして準備万端で内宮へと向かいます。
バスとかも動いてない朝6時台…

ホテルからの朝焼けの風景

もう気持ちが天照大御神でいっぱいだし、そんな状況だから空も特別に感じます。
綺麗すぎやん!

伊勢市は、伊勢市の全部が伊勢神宮のような気配があって、神宮と共に起きて神宮と共に寝るような場所です。
JRもバスもそれほど多く走ってないし始発もちょっと遅め。
持ってきた礼服を着て前日から予約しておいたタクシーに乗り込み「内宮までお願いします」と車を走らせます。(タクシードライバーが)

ちょっともうタクシーの中で緊張(笑)
これからどんな景色が待っているんだろう?
とにかく天気も良くてよかった!
ちゃんと無事にここまで来れたし、ありがとうみんな!ありがとう宇宙の全て!みたいな気持ちになっていました(笑)

まもなくして内宮前に到着。(ソワソワ)

(既に団体旅行客がいる…)
これかーーー!!
これのことかーーーー!!
朝日に照らされる宇治橋。
写真や映像でしか見たことのなかった景色…!

遂にここまで来てしまった…!

宇治橋へと踏み出します。

宇治橋

はぁ…なんて言う…
強くて優しい太陽が照らしてくれる瞬間を、人生でこんなに特別に感じたことは多分今までなかったかもしれません…

よく「宇治橋を過ぎると空気が変わるよね!」とか「あの川が結界で、川のこっちとあっちとでは…」とかいう話を聞きますが、もう橋と川がどうとかじゃないですよ!
だって橋とか川とかに着く前から既に神様だから!
朝起きたとこからもう神様で頭イッパイだから既に前日と違う空気を感じていたから!
起床時に既に結界の中にいたから!てか私が結界だから!
(興奮しすぎて混乱)

朝日に限らず太陽の光を浴びる時に「気持ち良いなぁ…」って感じるのって、それはもう天照大御神を感じているからなんじゃないのかな?って思ったります。
月の光を受けてる時に「癒されるなぁ…」って感じるのも月読尊を感じているからかな?って。
実際に神様ってそれほど近くに日常に溶け込んでいたりして…

そんなことを考えながら参道を進んで行きました。

ここからは当ブログをお読みいただいてる皆さんに少しでも参拝した気持ちになっていただくために、私が歩いたルート、そして見た景色を順番通りに掲載して行きますね。(いつも通り)

伊勢神宮を一緒に参拝しましょう(^-^)

参道は幅広くてこの先はどこまで続くんだろう?と思うぐらい。
足元の玉砂利が朝の静けさの中に良い音をたててくれます。

少しずつですが太陽の光が増えてきました。

早朝に参拝する理由、この写真でも伝わると思うのですが、自分と神様だけの時間が訪れるからです!

余計な音がなくて、たまに小鳥の囀りや木の葉が風に擦れる音、小川のせせらぎ、そこに自分と神様…

むしろそんな空間にいたら、神を感じずにはいられないんです。

だから、皆さんにも是非、早朝の参拝をしていただきたいです。
地元の氏神様でもちょっと離れた地域の神社でも、是非早朝に訪れてみていただきたいです。

きっと特別な気持ちになれると思います。
「神様ってやっぱりいるのかも?」って。

今ココ図。↓

古札納所
手水舎

こちらで手と口を濯ぎます。

そしてもちろん!
五十鈴川で身も心もお清めもできるので、是非そちらにも行きましょう!

三の鳥居

補足ですが、宇治橋の両端にある大鳥居は、20年ごとの式年遷宮の際に解体された正殿の柱が再利用されているんです。
宇治橋の内側の鳥居は内宮の旧正殿の棟持柱(むなもちばしら)が、外側の鳥居は外宮の旧正殿の棟持柱が用いられます。(”内”と”外”を合わせている)
さらに20年後の式年遷宮で、内側の鳥居は鈴鹿峠のふもとの「関の追分」、外側の鳥居は桑名の「七里の渡し」の鳥居(伊勢国の一の鳥居)となり、正殿の棟持柱から始まって1本の柱が60年のお勤めを果たします。

伊勢神宮ではそうやって、式年遷宮の際に旧正殿に使われていた柱などを他のお社や鳥居の資材として再利用しているんです。
天照大御神と豊受大御神がおられた場所のものだから、朽ちるまでの数十年間ありがたく使っていくのです。

お社を新しくしたからって、今まで使っていたものを簡単に棄てて処分するわけではありません。

そんな思想も本来の日本らしさをとても感じるし、普段の生活にも取り入れて、在る物を大事に長く使うことって大切だなって感じます。

使い捨てって便利だけど、ゴミとしてしまえば焼却してCO2を増やす元となるし、その製品の素材って結局自然界のものの場合が多いので、結果的には自然界のものをただゴミとして燃やしてるだけのようにも思えますよね。

果たしてそんな営みをずっと続けてていいんだろうか?

神社へ来るとそういったことにまで考えが及びます。

三の鳥居から振り返った風景
五十鈴川御手洗場

禊、禊!
とちょっと足早に張り切ってしまう五十鈴川。
看板の「五十鈴川に投銭をしないでください」が引っかかる…
何故川にお金を投げるの?
日本人って池とかなんかそういうところにお金を投げ入れるの何故か好きですよね(笑)

サラサラとゆっくり流れる五十鈴川には幅の広い緩やかな石段があります。
川に落ちることなはいので安心してお清めをしてください。

日陰になっていてあまり清らかさが伝わりにくいかもしれませんが、穏やかな清流という表現に相応しい川です。

透明度、伝わりますかね?
光が当たってないからわかりにくいかな…

お金は投げ入れるなと言ってるのに…
どうして言うこと聞けないの?(笑)

こちらで手と口を清めて参道に戻ります。

鳥居は全部で4基でした。
向こうに見えるのが4基目。

四の鳥居

鳥居の隙間から溢れる朝日が眩しいです。

左の明かりがぼんやり灯って見える建物は神楽殿です。
天照大御神様が坐す正宮は直進。

神楽殿

神楽殿は祈祷やお神楽を行う御殿で、お守りやお札もここで受けることができます。
早朝過ぎてまだ準備中でした。
あとで寄ります。

ここまでNOボケ&NOセルフツッコミでこれてますよね?
大丈夫ですね?

静かな神宮の森を歩いてるだけで既に全てが洗われた気持ちになってきます。
写真から伝わって欲しい!
訪れるなら、本当に絶対に早朝に行ってみてください。
絶対にです!

正宮まで100m ……やだ、めっちゃ近いじゃん!!(やじゃない)
いよいよだ…!!

近い近い近い近いヤバいヤバいヤバいヤバい!!!!!
アカンアカンアカーーン!!!アカーーーーーン!!!
AKAAAaaaaaAAAAAANNNN!!!!!!
木とか大きない!?阿寒!いや阿迦無!!

心の中はこんな感じでした(笑)

いざ、正宮の前に…

伊勢神宮内宮 正宮

うう…
%※○♯★∵♂&$〜〜〜〜〜!!!!!

遂に来ました!!
やっと来た…!!
撮影できる場所はここが限界です。
これ以上先は撮影禁止。

なのでズーム!

とても神聖な感じです…(感涙)

興奮のせいか、頭がボワーっとしていました。

この階段を上がり、左にある南宿衛屋というところに神職の方がいらっしゃるのでそちらに例の特別参宮章を提示します。
署名をしてその場でお祓いをしていただき、神職の方の案内によって外玉垣南御門内(御帳のアッチ側)へ参入し、外玉垣南御門と内玉垣南御門(御帳のアッチ側の奥にあるお社の手前の門)の中間にある鳥居(中重鳥居)の前で参拝をします。

「はい、では…」と切り上げられてしまうので参拝時間はあまりゆっくりさせてはくれないのですが(みんないつまでも居たがるからかな)、この向こうに天照大御神が坐しているのか…ということで頭がいっぱいになってしまい自己紹介もなんか中途半端に終わってしまいました(笑)

今こうして天照大御神の御前へ来て、私は一体何を伝えたらいいんだろう?
どんな言葉も軽く思えて仕方がなかったんです。

それでもとても不思議な気持ちでした。
というか特別な気持ちでした。

再度、案内していただき外玉垣南御門内から出て、若干の冷静さを取り戻した時にやっと色々な言葉が浮かんできました(笑)

「北海道は札幌の〇〇から参りました〇〇と申します」
「無事にここまで来れて良かったです」
「ある方に背中を押してもらえて来ることができました」
「猫の方は体調が良くなったようで今日はひと安心で参拝することができました」
「奇跡のような天気にも恵まれてとても感謝しています」
「伊勢での残りの時間、たくさん堪能して帰ります」
「今もしそこに天照大御神がいてくださるなら、今日の日にお会いできたことをとても嬉しく感じます!!」
「えっと、あとは…あとはね…」

特別参拝をしたのに結局、御帳の前でたくさん言葉を述べてしいました(笑)

外宮同様に離れ難くて、もっとたくさんお話をしていたかったです。(一方的に)
キリがないや。
そんな折に礼服のご夫妻が階段を上がっていらっしゃったので、「お!特別参拝仲間だね!」と思い、邪魔はするまいと正宮貸し切りをご夫妻へ譲りました。

上りの階段と下りの階段が分けれられていて、正面の階段ではなく正宮の左側の階段から降ります。

下りの階段

その階段を降りた正面に「荒祭宮(あらまつりのみや)」という立札があります。
こちらは天照大御神の荒御魂をお祀りする別宮です。

荒御魂とは神の特別な働きをする状態、または神が現れた状態だそうです。

荒祭宮まで少し歩きますが、途中にこんな大きな幹の木が!

先端が見えない…
きっと宇宙まで続いてる…

御稲御倉(みしねのみくら)

御稲御倉は神前にお供えする神田から刈り取った稲を納めているお社です。
こちらにも神様がお祀りされています。

外弊殿(げへいでん)

外弊殿は古神宝(こしんぽう)類を納めるところです。
神宝とは神様の生活に必要な物のことで、これらも式年遷宮の際に新たに奉納されるそうです。

伊勢神宮の内宮、外宮では参拝順序があるので立札通りに進みます。
初めてでもこのように分かりやすくしてくれているので、広い内宮でも迷うことはありません。

正宮の左側の小径を抜けます。
このあたりの雰囲気が良かったので数枚写真を撮りました。

漏れて来る太陽が心地よいです。

お勤め中の警備の方

あ、交代の時間ですか?
ご苦労様です!

荒祭宮は左。

階段を降りて…

荒祭宮

こちらが荒祭宮です。
古殿地の階段の真ん中には大きな木が元気に育っていました。

恐らく意図的にだと思うのですが、伊勢神宮内宮では来た道を戻らないように道順を定められているようです。
唯一、この次に向かう風日祈宮だけはgo aheadしてreturnする感じです。

荒祭宮から左に抜けます。

静かで心地よいです。
そう言えば、内宮に到着した時に宇治橋のところにいた団体さん達はどこへ行ったんだろう?

忌火屋殿(いみびやでん)

忌火屋殿は神様へお供えする料理を調理するところです。
私もお呼ばれしたい。

五丈殿(ごじょうでん)

五丈殿は大小の儀式などに使うところです。
五丈殿の後方には由貴御倉御酒殿があります。

由貴御倉(ゆきのみくら)
御酒殿(みさかどの)

由貴御倉は神様へのお供え物(御饌)を収納しておく御倉で、神宮御園(じんぐうみその)で収穫された果物や野菜が主のようですが、現在は使われているか不明です。

御酒殿は古くは神様にお供えする神酒を醸造する所だったそうです。(地酒!)
現在は三節祭という祭事にお供えする神酒を一時納めている御倉となっています。

四至神(みやめぐりのかみ)

五丈殿の右手にある謎の石、これは四至神です。
どうしたら「みやめぐり」と読むのかな?と疑問ですが、誰が何と言っても四至神です。
あ、そうそう!
外宮にもありましたね!

真ん中のちょっと大きめな石だけ苔むしてる…好き。
「四至」とは東西南北を指す言葉で、この神様は四方に睨みを効かせてお神宮を守りしている神様になります。

神楽殿のところまでぐるっと回って戻ってきました。(奥のとんがってる建物が神楽殿)

神楽殿の本体のこの豪華さたるや!

神楽殿

はみ出る。

入りきらない。

はみ出とる。

全貌が捉えられない。

とても立派でした。
お祓いとかお願いしたらこちらの中でやっていただけます。
中は伺い知ることができませんでしたが、きっととても立派なんでしょうね!

授与所に人はいるけどまだ準備中なので先に風日祈宮へ。
全部周り終えた後にこよう。

向こうに橋がかけられています。
あの橋の下にも川が流れていて、それは五十鈴川へと合流します。

このあたりもまた神聖な雰囲気。
(見えないシールドが私の行手を阻むような雰囲気だ…怪しい者じゃないですよ〜…)

紅葉の時期にも来てみたいなぁ。

風日祈宮

風日祈宮は風の神様をお祀りしています。
鎌倉時代にモンゴルと高麗が日本に攻め入って来た際にこの神様が神風を吹かせて敵を撃退した、というお話があります。
台風によって2回も!
2回もあったんだからまぐれじゃないよね!?ってことらしいです。

グッと重厚感がある雰囲気ですよね。

こんな風に神様と向き合ってる時間ってなんとも言えない気持ちになるんですよねぇ。
場所によってはピシッとしたりホワ〜っとしたり、神社(神様)にも個性があるのかなぁと思います。(わからないけど)

風日祈宮から橋の風景

でもどうして風日祈宮だけが川のコッチ川なのかなぁ?と疑問が残りました。
答えはわかっていません。(誰か知ってたら教えて)

「帰り道→(お帰りはアチラでーす)」と出禁になったお客さんのように立札に帰らされます(笑)

あ、なんか小屋がある!

御厩(みうまや)

神馬(しんめ)さんのお勤め先でした。

国春(くにはる)号♪
良い名前ですね。
近くで水撒きをしていた方に「お馬さんは普段はいないんですか?」と尋ねました。
神馬に会えるのは毎月1日、11日、21日の8時頃だそうです。
正宮へお参りの後、天気や体調により一日のうち数時間、御厩に入ってるそうです。

後で調べてわかったんですが、この御厩の主の国春号ちゃんは2018年の1月に亡くなってしまってたみたい(悲)…
後継がいて名前が「草新(くさしん)号」だそうです。

帰り道はまた違う道を通るので、景色が変わります。

こっちにも御厩が!
お名前は?

草新号!
国春号ちゃんの後継者(馬)だ!
同じ御厩を使うわけじゃないんですね。

帰りのルートは集参殿を通過します。
まだ時間が早くて閉まっています。

集参殿

集参殿の正面には饗膳所があります。

饗膳所(きょうぜんしょ)

饗膳所は祈祷や神事の後に直会(なおらい)をする場所です。
直会とは「もとに戻る」という意味で、神事の緊張から解き放たれ「直る=普段の日常に戻る」ということを言います。
神様へお捧げした神饌や御神酒を神職の方が神様と一緒にいただきます。
「神人共食の儀式」という意味合いも込められています。

饗膳所の手前には池があって錦鯉がたくさん泳いでいました。

錦鯉って綺麗な魚ですよね。
イメージが先行してるかもしれないけど、和の佇まいによく似合う。

模様や色によって名前がつけられていて、上のは「落ち葉しぐれ」。

お、黄色のが来た。
これは多分、「からし鯉」。
鱗がもっとキラキラしてたら「山吹黄金」となるのだと思います。

にしてもなかなかビッグサイズ!

と思って眺めていたら、

バシャン!!

ぬ、ヌシ!!?ヌシ様!!!?(´⊙ω⊙`)

「我を呼び覚まし者はお前か」
「いえ、呼んでないです」

あ〜あ〜、他のみんなが散らかって行っちゃった…

で、でかい…
あ!さっきの落ち葉しぐれさん!
下に入り込まれて迷惑そう。

ちょっと引いてヌシを見てる落ち葉しぐれさん。

その時、私は見ました!
更に大きなヌシを…!!
白装束を身に纏いし者を…
真のヌシはここにいたのか…!

「我を呼び覚まし者はおま…」
「いえ」

集参殿から宇治橋をスルーして行った奥に、神宮司庁大山祇神社子安神社があるので集参殿を覗く前に先にそちらへ行きました。

神宮司庁は伊勢神宮の事務所的な機関です。
その写真は載せなくても良いかな。
大山祇神社子安神社は神宮司庁の手前、右方向にあります。

大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)

大山祇神社はその名の通り、山の神である大山祇命(おおやまつみのみこと)をお祀りしています。

この「祇」という漢字は音読みは「ぎ」、訓読みは「くにつかみ」と読みます。
「くにつかみ」と言えば大祓祝詞記紀(古事記と日本書紀の通称)などにも出てくる「国津神(くにつかみ)」ですよね。

また「祇」という漢字が持つ意味は「土地の神」です。

因みに「山」とは、日本では古来、草木が生い茂った様々な恵みをもたらす場所、また、神が住む神聖な地域を指していました。

つまり「大地=全部山」です。
なので大山祇命は大地の神ということになります。

国津神に対して、天(高天原)に住んでいる神々を「天津神(あまつかみ)」といい、皆さんご存知の天照大御神ファミリーキャプテン瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)率いるチーム天孫降臨メンバーなどのことです。

因みに古事記などでは、天照大御神天岩戸隠れとか色々トラブルを起こした(とされている)弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)に嫌気をさした神々が素戔嗚尊を根の国(地上)へ追放してしまいます。(かわいそう)
そこから素戔嗚尊は天津神ではなく国津神になりました。

神話なので盛ったりしている部分はあるし(笑)、諸説あります。
「一書曰(あるふみいわく)」です。

漢字一文字からここまで話が広がるなんて凄いですよね!(自分で繋げた)
日本神話に繋がる漢字を普段何気なく使っていることも、日本人の不思議かもしれません。

子安神社(こやすじんじゃ)

子安神社の御祭神は、瀬織津姫命や市杵島姫命と同様に女性に人気の木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
(なぜこの三柱を好きな女性が多いんでしょうね?)
隣の大山祇命の令嬢であります。
富士山の神様としても慕われています。
霊峰富士が拠点とは、さすが大地の神の娘!

「木華開耶姫命」という漢字は伊勢神宮ではこの表記になりますが、他の神同様に色々な漢字があります。

木花咲耶姫、木花開耶媛、木花開耶姫、木花佐久夜毘売、木花咲夜姫…

同じ表記が重複しててもわからないぐらい、色んな漢字表記があります(笑)
私は一番最後のが夜桜を想像できて好きだけど、伊勢神宮のが正式なのかな?と思います。

集参殿 内部

集参殿に戻ってきました。
先ほどはまだ開いていませんでしたが戻ってきたら開いていました。

中には団体の方々も休憩できるぐらいの椅子が並べてあって神宮にまつわるビデオも上映されていました。
お水も自由にいただくことができます。

能舞台

能舞台もあります。
(奥の松の絵が見えるように画像を明るく調整しています)

北海道には能や歌舞伎といった伝統芸能があまり根付いていないのでちょっとした憧れがあります。
こういうところで能を見てみたい。

これと同じ地図を集参殿や外宮などでもいただくこともできます。
簡単な説明書きもされていてわかりやすいですよ。
因みのその地図の裏面は豊受大神宮(外宮)になっています。

御朱印帳

伊勢神宮と神宮会館でしか手に入らない御朱印帳です。
右側の赤、黒、紺色の御朱印帳は漆塗り、真ん中の水色と桃色のは西陣織、左の紫と苔色のは何織かわかりませんでしたが布製です。

立ち寄った神社の思い出に御朱印帳をいただいて帰ることが多いですが、もちろん伊勢神宮でも御朱印帳をいただきました!
普段使ってる御朱印帳は大判ので揃えているので、選択肢が西陣織か左下の苔色。
水色も桃色の私のイメージにはそぐわないので(笑)、苔色のにしました♪
(紫の大判があったら良かったのになぁ…)

1ページ目に内宮の御朱印をしっかりいただき、この後、前日行った外宮へまた行き特別参拝をし、外宮の御朱印もいただきました♪

お守りなどは神楽殿の方へ戻ってそちらでいただきました。

宇治橋の外側の鳥居で再度、天照大御神に感謝を述べながら(心の中で)一礼をし、外宮方面へ行くバス停へ向かいました。
途中に通過したおはらい町に猫さんがいましたよ。

人馴れしていて、撫でさせてくれました♪

おはらい町とその中にあるおかげ横丁は翌日にたんまり堪能。
この猫さんにもまた会いました!
おはらい町の記事は伊勢の神社編の後に掲載します。

伊勢神宮-内宮の記事はここまでです。
長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

NOボケ&NOセルフツッコミをなんとか敢行できたかと思います。(多分)

私の旅のスタイルとして、”ツアーや団体旅行に参加しない”、”基本的に独り旅”というのがありますが(集団行動は疲れるので)、伊勢神宮は余計にツアーとかではなく、1人や2人での参拝がオススメです!
「はい、時間でーす!」と誰かに急かされながらではもったいないです。

例え知らない場所であっても、今の時代はgoogle mapという強い味方がいるので全く問題ないです。

是非、時間の許す限り、好きなだけ神様の空気感を堪能していただきたいです。

まだまだ伊勢市に滞在!
あと数カ所を巡って、最後は熱田神宮です。



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