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87. 大神神社(おおみわじんじゃ) 其の伍 〜奈良県桜井市〜



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其の伍までやってきました!
しかし先はまだ長い…
じゃんじゃん進まねば!

(前回の記事はこちら↓)

日向神社を後にし、続いて末社の大行事社(だいぎょうじしゃ)へ。

途中に、「三輪山平等寺」というお寺があります。

ちょっと寄ってみようかな?と思ったのですが、この後どれほどの試練が待ち構えてるか分からなかったのでスルー。
また今度、時間がある時に…
(「また今度ね!」って言って”今度”がないやつ)

大行事社

大行事社の御祭神は、事代主神(ことしろぬしのかみ)八尋熊鰐神(やひろのわにのかみ)加屋奈流美神(かなやるみのかみ)の三柱。

事代主神はメジャーなので皆さんご存知だと思いますが、大神神社の御祭神である大物主命(大国主神)の子です。

八尋熊鰐神についてですが、どうやら事代主神の別名のようです。
日本書紀に、

「別の説では、事代主神大きな鰐になって、三島の溝樴姫、あるいは玉櫛媛という人のところに通われた。そしてみ子姫蹈鞴五十鈴姫命を生まれた。これが神日本磐余彦命(神武天皇)の后である。」

と書かれています。

」という漢字は大きさを表す単位で、「八尋」は1尋=1.8288mの8倍で14.6304m。
」とは大きな神を表す言葉。
ということから、こちらの神社で祀られている八尋熊鰐神とは事代主神そのものと考えて良さそうです。

因みに「」は古代では「」のことを指します。

因幡の白兎」でウサギの皮を海で剥いだのも「」、「海幸彦・山幸彦」でも山幸彦を陸へ送ったのは「一尋鰐」と記紀で書かれています。
これらはどちらも多くの文献で「鮫」と訳されています。

因幡の白兎」も「海幸彦・山幸彦」も舞台は海。
ワニは基本的に淡水の水域に住み、海にいるのはサメ。
そこから考えても記紀における「鰐」は「鮫」を意味しているであろう、と。

加屋奈流美神についてですが、あまり詳しいことがわかりませんでした。
記紀には名前は載っていませんが、須佐神社の神主である須佐氏の系譜で大国主神(事代主神)の御子神の一柱に賀屋奈流美命の名が載っているそうです。

その賀屋奈流美命の子に国忍富命、孫に雲山命と続き、さらにその子孫が須佐氏に繋がっているよう。

とすれば、親子が一緒にお祀りされている神社となりますね。

須佐氏というのは素戔嗚命(須佐男命)の末裔で、大国主素戔嗚命の子(6代後の子孫という説もあり)とされています。

さて、この大行事社からどこへ行ったらいいのか…
三輪山から向かって右へ右へと移動してきたので、更に右にある神社は…八坂社

地図の通り歩いてみましが…この道で合ってるのかちょっと不安になるような細い道…

グルッとヘアピンカーブ。

如何にも奈良らしい竹林に挟まれた林道を歩きます。

立て札が出てきて一安心!(笑)
この道で合ってるようです。

あっちへ行けばスルーした「平等寺」。
そっちへ行けば「金谷の石仏」と「海柘榴市」。
この道は「山の辺の道」。

八坂社へは途中、「金谷の石仏」を通ります。
なので右へ。

「海柘榴市」は、この漢字の組み合わせで「つばいち」と読みます…読めるかっ!!と心の中で突っ込みました。
この「海柘榴市」ですが、これまた歴史深いもので、奈良県桜井市に所在した古代の市の名前だそうです。
「海柘榴市」は日本書紀万葉集にもみえる、古代の一大中心地でした。

そして「山の辺の道」は日本最古の道で、三輪山の麓から石上神宮を抜けて春日大社がある春日山の麓へと続く、奈良盆地の東の山裾を繋ぐ古道です。
殆ど、当時のままの姿だそう。

めちゃくちゃロマンあるやんけ。

この「山の辺の道」はこの後に行く三輪山の向かって左側一帯にも延びているわけですが、1人で歩いてると「本当にこの道で合ってる?」と、時折ちょっと心細さを感じる具合です(笑)

何しろ看板も何もないような、人が一人歩けるぐらいの幅のけもの道のような感じだし、山の中なのでGoogleマップを開いてもGPSずれてるし、危なく魔界に迷い込むところでした(笑)

ともあれ、その古代の道「山の辺の道」を、私なりの古代を妄想しながらひた歩きます。

ここは石畳になっていますが、土だけの道が殆どです。
横に水が流れているのを見ると、恐らく元はこの道上に湧き水が流れ出ていて足元がぐちゃぐちゃになっていたんだと想像します。
足場が悪いので、ここだけ石畳にして横に水路を造ったんでしょうね。

「金谷の石仏」が現れました。

金谷の石仏

思ったよりこじんまり。

中に釈迦彌勒がそれぞれ彫られた石板が置かれていました。

写真右の赤っぽい石は、石棺の蓋のようです。

貞観(元号)は平安時代の859年〜877年。
鎌倉時代は1185年頃〜1333年。
何れにしてもとても古いものですね。

誰が彫ったんだろう?

中はあまりはっきり見えなくて、逆にはっきりと姿を写すのもアレかな〜と感じたので、これぐらいの暗さがちょうど良い感じ。

石棺の蓋であろう石。

龍華三会(りゅうげさんえ)」とは、<弥勒菩薩がこの世に出て龍華樹の下で悟りを開き、人々を救済するために説法するという3回にわたる法座>のことだそうです。

「山の辺の道」は時々民家があるあたりをはしります。
それでも細い道が多く、車は通れるのかな?という幅のところもあります。

3ナンバーとトラックはキツイっすね。

また、看板や標識も殆どないので、本当に地図がないと素人は迷子になると思います(笑)

ずっと大神神社でもらった栞の内側にある簡単な地図とGoogleマップを見合わせながら進みます。
紙ベースの地図とGoogleマップのデュアル使い(笑)
(大神神社でもらった地図はほんと大助かり!)

なんだかんだで八坂社に到着!

初日も奈良市の祇園社八坂神社に行きましたが、京都の八坂神社から関西のあちこちにも多く勧請されていますね。

階段の先が八坂sy

え?

しまってるんですけど…(笑)

神門がっちり閉じられていました。
めっちゃ歩いたのに…(笑)

奥に赤い色が見えますが、お社は朱色で、規模もそこそこ大きいようです。(知らない人のブログで確認した)

閉まってるなら仕方ない。
次の目的地へ!

この後に行く三輪山の左翼(向かって右側)のゴールは玉列神社です。

実は他にも左翼には素佐男神社・祇園社志貴御縣坐(しきみあがたにます)神社三輪恵比須神社などがあったのですが、体力と時間と距離を計算して(ざっとね)、これはまたの機会に繰り越しということになりました。(ていうか、しました)

其の陸へ続く!



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