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広島県広島市にある白神社(しらかみしゃ)は、元は岩礁の上にあったと言われる神社。
この辺り一帯は大昔は海でした。
干拓工事などで地上に露出したものの、現在でも岩礁の上に社殿が立っています。
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今回はその白神社の御朱印の紹介です。
通常、御朱印にはその神社の御神紋(家紋的なもの)が捺されるのですが、白神社ってこんな御神紋なの?と不思議に思い、ネットで白神社の御神紋を検索してみましたら、白神社の御神紋は「違い鷹の羽」であると書かれていました。
でも、実際の白神社の御神紋を確認してみると丸で囲まれているものでしたので、恐らくこちらの「丸に違い鷹の羽」ではないかと思われます。
それでも羽の模様が違うので、もしかしたら正確ではないかもしれません。
で、以下が本題なのですが、この御神紋が御朱印に捺印されておらず、別の縁起の良い八卦(八角形)の印が捺されていたのです。
なぜ御神紋が捺印されてないのか気になりすぎるので調べてみたところ、”白神社は御朱印には御神紋ではなく神様そのもを印に宿して捺している”ということでした。
ではその印には何が書かれているのかというと、下の大きな印は「白神社印(しらかみしゃのいん)」。これはまだわかりやすい。
問題は、上の小さめの八卦です。
文字が被ってて確認しにくいのですが、よーく目を凝らして見ると、篆書体(てんしょたい)で「璽神」と書いてあります。
ただ、古来の読み方なので、右から読むのが正解。
ゆえに「神璽(しんじ)」と書かれているということになります。
「神璽(しんじ)」とは、三種の神器そのものを指します。つまり、「神」のことです。
印に神を宿したものを「神璽印(しんじいん)」といいます。
ということで、上の八卦の印は「神璽」と書いてある神璽印でした。
八百万の神を祀る日本では、古来から印にも神を宿してきたのですね。
だから神璽印が捺印された御朱印をメルカリ等で売るなど、以ての外の行為なんです。
そう思うと、個人で使う印鑑にも少し重みを感じざるを得ません。
捺した人の魂が入ってる……というと大袈裟ですが、最近は印鑑廃止を推進する企業なども増えましたが、その昔は印鑑とはその名を持つ人の分身のようなものだったのでしょう。
だから、契約時など大事な書類には印鑑を用いるわけです。
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