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写真の整理をしていたら過去に訪れた神社でまだ記事にしていないのが幾つかありました。
その中から2年前に参拝した熊野神社をご紹介します。
『熊野神社(くまのじんじゃ)』
所在地 北海道寿都郡黒松内町大字作開村字南作開168番地
御祭神 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉册尊(いざなみのみこと)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
社格 旧無格社
例祭日 8月20日
鳥居 靖国鳥居
社殿様式 流造
【由緒】
創立年代未詳。元松前藩支配場所の請負人であった西川順兵衛が祀ったことにはじまるという。嘉永6年正月、佐藤栄右衛門と請負人の交替があり、以来、地元住民によって祀られていた。明治8年5月、社殿を再建するが、後に大破した為、同35年6月9日に現在地へ移転、新築された。
この神社は少しだけ見つけるのが難しかったです。
選ばれし者しか辿り着けない結界とか張ってあるかもしれません(笑)
と言うのも、Googleマップ上では道道9号線から入れる事になっているんですが、その目印も道路も見つからない…
車で近辺を走ってたその時、視界に赤い何がが飛び込んできました!

瞬時に「鳥居だ!」と引き返すも、写真のように背丈の高い植物に囲まれていて鳥居もその中に埋もれていました。
参道が葉で完全に覆われて猫でさえ通れないよねーって具合に…(笑)
もし私が選ばれし者ならば草木が反応してサーーーっと道が現れるはず…
なんだけど眺めてても何も起こらなかったので、鳥居があるなら絶対にその奥にお社があるはず!と、別のルートを探しました。
近くをよくよく注視すると、鳥居からちょっと離れたところに道道9号線から入れる細い畦道を発見したのでそちらから入ってみました。

Hit!
神社の境内に到着できました。
白っぽい建物がお社、その正面(写真右)に赤い鳥居。
道道9号線の鳥居から入ると本来はこの二の鳥居に辿り着くはずだったんですね。

田舎町の神社なのでとても小さいし造りも写真のような感じですが、中はちゃんと神様がお祭りされていましたよ。
外壁は最近塗り替えられたようです。
実はこの神社、私の祖父が深く関わっていた神社で、私にとっては少し特別な神社でもあります。
個人情報なので色々控えますが、”想い”というのは代々伝わっていくものなんだなぁ〜と感慨に耽ったりして。
祖父はきっとここの神様に見守られ生きていたんだろうなぁ…とか…
色々な気落ちが湧いてきます。
私が神社神社言うようになったのも、潜在的に祖父の何かを受け継いでいるのだろうか、とか素敵な妄想なども(笑)
北海道の過疎化していく田舎町で、ひっそりと佇む神社この神社は今後どうなるのか想像すると少し寂しい気持ちになります。
私が立ち上がるべきか!?とか烏滸がましいけど考えたりもします(笑)
明後日が例祭日。
今は確か、この神社の近くの自然学校(体験学校みたいな?)でお祭りを主催してやっていてくれてたような・・・
数年前に調べた情報なので今は違うかもしれませんが。
人が減って会いに来てくれる人も減ったら、ここの神様もいずれ引っ越してしまうのかな…
そうならなければいいけど、時代の流れを変えるのは容易いことではありませんね。
昔はこの広い敷地に町民が集まって、子供達の声も聞こえて賑やかだったんだろうなぁ…
そんなことを神様も懐かしんでは少し寂しい気持ちになっていたりするのかな…


見ての通り、参道は先が見えないぐらい完全に草に覆われてしまっていて歩けるような状態じゃないです。
刈って綺麗にしたいなと思ったのですが、現在この神社のお世話をしてくれてる方にも断りなく勝手にできないので何とももどかしい気持ちになります。

左から、「牛乳へ感謝の碑」「愛馬の碑」「山田金四郎翁之碑」。
いかにも北海道の石碑というようなラインナップ。
馬(主に農耕馬)への感謝の碑はよく見かけますが、牛乳は初めてみました!
牛じゃなくて牛乳!
ちょっと可愛いらしいですよね(^-^)
調べてみると、安政4年(1857年)にアメリカ人のライスという人が搾乳を試みて、その翌年に50頭の牛を仕入れて牛牧場を拓いたのが起源だそうです。
そうして北海道は酪農で栄えてきました。
この黒松内町も酪農と農業を続けてきた町です。
今では牛舎を持ってるお宅も農家も減りましたが、チーズなどの加工製品は道の駅でもよく売れる人気の品物となっています。
パンも大人気で午後には全て売り切れ。
いつも買いそびれてしまって一度も味わったことがありません(泣)
また、水がとても綺麗なので近くの川には鮎が生息していて、鮎釣りをする方々の間では人気のスポットです。
シーズンになるとたくさんの釣り師が訪れます。
鮎、美味しいですよね(^p^)
子供の頃は美味しさが分からなかったけど今なら高級魚たる所以が分かります(笑)
あ、「山田金四郎翁之碑」の山田金四郎さんについては調べてみたけど全くデータが出てきませんした。
どなたなんだろう?
じっくり石碑を調べればよかったんですが、何しろこの景色からお分かりいただけるように、今にも影から熊ができてそうな場所だったのでそそくさと退散したのでした(笑)
黒松内町、大自然に囲まれた空気の綺麗な町です。
私も思い入れのある大好きな町です。
天の川が見える、とても綺麗な町です(^-^)
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