函館八幡宮

北海道

48. 函館八幡宮(はこだてはちまんぐう) 〜北海道函館市〜


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北海道内でも有数の観光地、函館へ行ってきました。
数カ所の神社を巡ることができたので、順を追って掲載していきます。
函館は新撰組土方歳三、戊辰戦争というワードで真っ先に検索トップに上がる、幕末ファンには堪らない土地ですね(^-^)

私も歴史が好きなので、改めて函館について知ることができて楽しかったです!

ではまず函館総鎮守である函館八幡宮から。

御朱印はコチラ→ 御朱印 函館八幡宮(はこだてはちまんぐう)
         御朱印 鶴若稲荷神社(つるわかいなりじんじゃ)

『函館八幡宮(はこだてはちまんぐう)』

所在地  函館市谷地頭町2番5号
御祭神  品陀和気命(ほんだわけのみこと)
     住吉大神(すみよしのおおかみ)
     金刀比羅大神(ことひらのおおかみ)
社格   旧国幣中社
例祭   8月15日
鳥居   明神鳥居
社殿様式 聖帝八棟造

【由緒】
社伝によると後花園天皇文安2年(1445)亀田郡の領守河野加賀守政通が、函館に館を築いた時、その東南の隅に八幡神をお祀りしたと伝えられ、それは現在の元町、公会堂前あたりであったと言われている。永正8年河野一族蝦夷に館を陥され亀田郡赤川村に動座慶安年間巫女伊知女が赤川村より凾館元町に奉遷、寛政11年幕府は東蝦夷を直轄とし、奉行所を置くに至り、本宮はその用地なるを以て文化元年幕府の費用を以て会所町に奉遷、明治13年更に谷地頭に奉遷申し上げ現在に至っている。明治10年5月28日国幣小社に列格し、同29年10月19日国幣中社に昇格した。現在の社殿は大正4年に竣成したもので「大正式八幡造」の代表作と言われ、社殿の形式は聖帝八棟造りで、聖帝造(日吉造とも言い藤原時代の寝殿造の後方の一間を切り取った形)に、八棟造(権現造とも言い本殿と拝殿とを中殿で連結)を併せた実に森厳にして優雅である。

最初の八幡神から数えると573年の間お祀りされています。
由緒に書かれてる通り、お社が「聖帝八棟造」と言う大正式八幡宮の代表作で貴重なものだそうです。

この日は朝からこの写真のようにドンヨリしていて一日中ずっと雨の予報でしたが、大鳥居を抜けた途端にいきなり雲が割れて太陽が!!
まるで神降臨のシーンみたいに朝日がまっすぐパァーーーーーッと参道を照らし出しました!

二の鳥居

どうよ!
奇跡か!!

嗚呼、やっぱり私モッテルわぁ…

三の鳥居

青空も出ちゃってる!
鳥居に「神威」と書いてあります。
あ、はい、今しがたその神の威厳を体感したところでございますm(_ _)m

因みにこれは「シンイ」とも「カムイ」とも読みますが、それぞれ意味が異なります。

「シンイ」= 神の威光、威力。
「カムイ」= カムイ。アイヌ語で神格を持つ高位の霊的存在。

どちらにしても崇高な神的なことを表現していますが、神を表す単語がアイヌ語と大和語(大和語って言い方するのかなぁ?)が似通ってるのが不思議です。

しかしこれはどちらかと言うと、道内の神社なので「カムイ」の方の解釈で良いのかな??
個人的には聴き慣れてるのもあって「カムイ」の方がしっくりくるかな。

因みに、北海道民なら知ってる方も多いと思いますが、道内には「神威岬(かむいみさき)」や「神威岳(かむいだけ)」など「カムイ」と名のつくところが幾つかあります。
それらは北海道のネイティブであるアイヌの人たちが遥か昔から神がいる場所として崇めてきた所なんだろうなぁ〜とロマンを感じます。

にしても立派な神社ですよね!
拝殿まで行かなくても伝わるであろうこの雰囲気。
角度を変えて写真を撮りますと…

桜〜(*´∀`*)

そうです、実はGWの函館へ行ってきたのです。
北海道はGWが桜の開花の時期です。

手水舎

なんかもう狛犬さん達も堂々としていますね!
結構大きいです!
「立派だねぇ〜」って声をかけてきました(^o^)

拝殿

この拝殿がまた素晴らしかった!
歴史と尊厳を感じるお社です。

この御神紋は「鞠巴(まりどもえ)」といいます。

拝殿向かって左側の風景
左側から拝殿を望む

この拝殿の屋根、凄くないですか!?
由緒に「森厳にして優雅」と言う表現がありましたが、正にぴったりの言葉!

拝殿から参道の風景

そして、この函館八幡宮の境内社がこちらの鶴若稲荷神社

鶴若稲荷神社

稲荷様なので、もちろんお祀りされてるのは倉稲魂命(うがのみたまのみこと)です。

一見、唐の様式にも見えます。

ふむふむ、由来によりますと、元はこの境内にお祀りしていたのだけど明治12年に函館市内の高砂町に移されて、約70年間近隣の町を守ってきてお祭りなんかもたいそう賑やかにやってました、と。
ところが、敗戦間際の昭和20年、米軍の空爆に備えて「密集してたらミサイル落ちた時に火災が広がっちゃうから、ここら辺の建物ひと塊りなくすからね〜」と言うお国からの強制的な指示によって、鶴若稲荷神社もその対象となって解体せざるを得なり、結局再興はできませんでした、と。
そこで、5年後の昭和25年に、元あった函館八幡宮の敷地内に正式に末社として迎え入れました、という経緯があったそうです。

今年で戦後73年目。
日本の各地で色々な歴史があって今に至ると思うと、改めて様々な想いが駆け巡ると同時に何の不自由もなく普通に暮らせていることに自然と感謝の気持ちが湧いてきますね…

お社の中も綺麗な朱塗り。
鮮やかです。

こちらの神社へ来たときはまだ誰もいなくて、函館八幡宮鶴若稲荷神社を見終えた頃に神職の方がやってきて、神輿殿を開け放ちました。

神輿殿

「見させていただいても良いですか?」と伺ったら快く「どうぞ、どうぞ」と。

こちらの大神輿函館市指定文化財となっています。

神輿殿の中には三基の御神輿が納まっていました。
右が指定文化財の大神輿。

上の写真は神馬の鞍ですね。

こちらにの御神輿には車輪が付いていました。

本殿の左へ行くともう一基の鳥居がありあります。
お車の方はこちらから。

この駐車場からの裏参道には桜の木がたくさん植えてあってとても綺麗でした。
(まだ散ってなくて良かった!)

参道から市街地方面の風景

神社を出た時もまだこの場所にだけ太陽が出ていて、神様のお心遣いをいただいたような感じがしました(*´꒳`*)



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