世木神社

神社

66. 世木神社(せぎじんじゃ) 〜三重県伊勢市〜



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そこそこ色んな神社へ行ってる私ですが、未だに伊勢神宮は訪れたことがありませんでした。

っていう話をすると「えーーーー!!」って意外に思われるし、初詣しか神社へ行かないような方に「神社が好きなら行かなきゃダメだよ、伊勢神宮は〜」とか上から言われることもあリました(この場合ちょっと癇に障る)。

私が今まで伊勢神宮へ行かなかったのには私なりの理由があリました。

ひとつは、単純に畏れ多く感じていて近寄り難かったこと。
もうひとつは、地元の小さな神社も大切にしたいこと。

特に後者の方への思いが強く、それはまた自分が住んでいる氏神様を大切にすることにも繋がります。
いつも身近で見守ってくれている神様(私には見えないし、その類のピリチュアリストではありませんが)を蔑ろにして大きな神社、有名な神社へ行くのってなんだか順番が違う気がしてたのでした。
私が氏神様なら、

「やっぱそうだよね、大きな神社の神様の方がいいよね、カッコいいもんね。ゴメンネ小さくて。…でも此処からいつもみんなを見守ってるよ…ショボン」

なんて切ない気持ちになってしまうので、まずは自分達の側で見守ってくれてる氏神様を大切にしないといけないなと思ってるのです。
それを軽視して大きな有名な神社へ行っても、そこの神様はお見通しで、

「あんた今日だけここに手を合わせに来てもダメだわ〜。いつも親心で側で見守ってくれてる神がいるのに、それを蔑ろにしてる人間がここに来ても特に何も伝わらないわ〜」

って思われるような気がして(笑)
神様がいれば、または自分が神様の気持ちになって考えたらそうかなって思うので、今までは「本当に行きたい!」って究極に思うまでは、誰に何を言われようとも無理に行こうとは思うこともなかったのです。

で、今回は「ボチボチ伊勢神宮へ行ってみたいかも…」から「行きたい!!」になったので、ちょっと勇気が入りましたが行ってきました。
関西はちょいちょい行ってても中部は初めて。
中部国際空港(通称セントレア)も初めて。
色々初めてなのでちょっとワクワク。

普通にLCCで飛びます。

ハートマークのLCC

上に白い月がいました(^-^)

セントレアの手荷物受取所。

招き猫が至る所にいて、どうしてかな〜と思いましたが、おかげ横丁の催事に合わせてのものかと!
おはらい町のおかげ横丁では通年「季節催事」というのをやっていて、色々な催事が月替りで行われています。
私が行った9月は「来る福招き猫まつり」というのをやっていました。
猫好きにとっては楽しみすぎる催しです!
なるほど、それで招き猫さん達が空港でお出迎えか、と(^-^)

伊勢神宮へ参られる際は、是非ともおかげ横丁のサイトで催事を確認してから行くといいですよ♪

おかげ横丁HP  https://www.okageyokocho.co.jp/fme_info/

空港内にこんなポスターも。

ふむ…名古屋城か…
この間行った二条城は改装中で、ほぼほぼ何も見れずに終わったトラウマがあるしなぁ…でもとりあえず”時間が余ったら行くリスト”に入れておくか…

セントレアから忍者高速船「カトレア」に乗り込み伊勢湾を突っ切って津市まで。

忍者ですからね、早いですよ!
所要時間は30分ぐらいだったかな?
この時期は台風ラッシュで、直前まで悩んだのですがそれこそ神頼みで。
移動日であるこの日は台風がちょうど通過した後でお天気がまだ回復しておらず、なかなかの強風でもありました。
(この1週間後には五十鈴川が氾濫しておはらい町も浸水の被害となりました…)

伊勢に入ったのはお昼過ぎで、ホテルに荷物を置いてこの日は神社へは行かずに鳥羽まで行って、真珠のMIKIMOTOのパールアイランドへ行きました。(別の記事でご紹介します)
水族館も行きたかったけど時間が許さなかった…
各地の水族館や動物園を見てまわるのも実は好きなんです。

…とまぁ、このような感じで初日は終わり、やっとここから神社の話ですが、翌朝一番に訪れたのは世木神社(せぎじんじゃ)です。

『世木神社(せぎじんじゃ)』

所在地  三重県伊勢市吹上1丁目2-6
御祭神  天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)
     菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
     宇迦之御魂大神(うかのみたまのかみ)
     大国主命(おおくにぬしのみこと)
     度会春彦神主(わたらいはるひこ)
社格   旧村社
例祭日  6月30日
鳥居   鹿島鳥居
社殿様式 春日造

【由緒】
当社は古より現在地に鎮座し、世木社と称し、外宮禰宜、度会神主の遠祖を奉斎した社である。当地は往宮川の沿岸で、その上流と下流とに堰を設け、その間を関川と称し、付近に河原村、世木村などの村が散在した。
外宮祀官、度会神主の一族がこの地に移住して、家号を世木と号し下の堰辺りに祖神を奉祀して世木社と称した。
当時世木家は地方の権家で住民も世木社を尊敬し、室町時代に世木一族がこの地を去るに及んで、付近住民の産土神としたものと思われる。 

明治4年11月、村社に列せられる。
明治41年4月、度会群の度会氏神社と岩渕町の松木社を合祀する。
明治41年5月、社名を『世木坐度会氏神社』と称す。
大正9年8月、境内社の『菅原神社』『稲荷社』『日吉社』を合祀する。
昭和31年3月、『世木神社』と改称す。

場所は、参宮線「伊勢市」駅で下車してJR側出口から出ると真っ正面に伊勢神宮外宮の参道がありますが、参道の入り口に鳥居の左側にそれほど大きくないこんもりした木々と石垣で囲まれた其れが世木神社です。

一見、見逃しがちかも。

社号標

境内のどこから撮影したら全貌が写るかなと色々アングルを変えてみたんですが、ベスポジがありませんでした(困)

手前のお社が世木神社、真ん中に見える赤い旗と鳥居が並んでる場所が三吉稲荷神社、一番奥に見えるのが手水舎です。

世木神社

実は伊勢神宮の外宮別称「度會宮(わたらいのみや)」という呼ばれ方もするそうですが、その由来は由緒にもあるように、その昔、度会春彦という神主が外宮の豊受大御神の禰宜であって、外宮がある場所は元は度会氏の氏神がお祀りされていたのではないとかと言われています。
度会神主は若い頃から頭髪が真っ白だったので「白太夫」とも呼ばれていたそうです。
その一族が外宮をお守りするのに、元いた場所からここに移動し世木神社を建立した、という流れのよう。
また、菅原道真公の父親と度会春彦氏は交流があった由縁もあり、この神社では菅原道真公もお祀りされています。

三吉稲荷神社

朱の色が映えていて、三吉稲荷神社の方が目立っていた気がします(笑)

早朝だったので社務所はまだ閉まっていました。
ここから伊勢市二見町の夫婦岩でも有名な二見興玉神社へ向かうため、JRの時間もあったのであまりゆっくりせずに先を急ぎました。
(JRの本数があまりなくて汗)



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