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日本の暦には「祝日」が定められています。
一般に、日曜日以外の赤い文字で書かれた日を「祝日」と呼んでいますが、実は二種類あるのをご存知でしょうか?
「国民の祝日」と「国民の休日」です。
それぞれの違いは下記の通り。
国民の祝日 …「国民の祝日に関する法律」で定められた日本の祝日で、固有の名称を持つ
国民の休日 …国民の祝日で前後を挟まれた日に適用される休日
国民の祝日は、一般に祝日と言われる日、そのまんまです。
国民の休日については「?」と思った方もいるかもしれませんが、例えば最近で記憶に新しい話をすると、今上天皇(現在の天皇)が御即位された令和元年(2019年)5月1日、この日はイレギュラーで祝日になりました。
その前後に昭和の日(4月29日)と憲法記念日(5月3日)がありますが、双方とも5月1日との間に平日が1日挟まっています。
つまり祝日と祝日に挟まれている状態ですが、この場合、平日を祝日にする決まりがあります。(オセロみたいに)
こういうパターンの休みを「国民の休日」と言います。
この二つの他に、「振替休日」と「祭日」という言葉も聞いたことがあると思います。
振替休日については説明するまでもないと思うので端折りますが(わかるよね?)、祭日というのは皇室で儀式や祭典を行われる日を指していました。
ところが、太平洋戦争で日本が降伏後にポツダム宣言を受諾し、翌日の昭和22年(1945年)8月15日に昭和天皇による玉音放送がなされた後、一時、日本を占領政策を実施していたGHQ(General Headquarters,連合国軍最高司令官総司令部)によって同年に皇室祭祀令が廃止され、「国民の祝日に関する法律」が制定された昭和23年(1948年)には「祭日」という呼び方は全て「祝日」もしくは「国民の祝日」という呼称に改められました。
天皇(または神や日本の信仰)を国民から切り離すために。
そんなこんな色々ありまして、現在は以下の通り、16の国民の祝日があります。
元旦 …1月1日
成人の日 …1月第2月曜
建国記念の日 …2月11日
天皇誕生日 …2月23日(上皇天皇がご即位されていた頃は12月23日)
春分の日 …3月21日頃(変動あり)
昭和の日 …4月29日
憲法記念日 …5月3日
みどりの日 …5月4日
こどもの日 …5月5日
海の日 …7月第3月曜
山の日 …8月11日
敬老の日 …9月第3月曜
秋分の日 …9月23日頃(変動あり)
体育の日 …10月の第2月曜
文化の日 …11月3日
勤労感謝の日 …11月23日
また、その年によって曜日が変わり、オセロ式国民の休日システムが発動することがあるので、休日はこれ以上に増えることがあります。(これは嬉しいやつ)
1998年には、休日法の改正が行われ、ハッピーマンデー制度というのが制定されました。
これにより、土〜月と休日を3連休にするために、一部の祝日が月曜日に移行されるようになりました。
私的にはハッピーマンデー制度は要らんな〜。
平日のど真ん中とかにポコッとある祝日が”お楽しみ感”があって良かったのに(笑)
という私感はおいといて、次の記事からは、祝日(休日)の本来の意味や由来について、ちょっとしたウンチクをグダグダ並べながら何回かに分けて紹介していきたいと思います。
少しだけ、今後の祝日の過ごし方が変わるかもしれません(^-^)
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