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知恵の神様、久延彦神社の御朱印をご紹介します。
(記事はこちら↓)
知恵の神様だけあって、御朱印はシンプルで真面目な感じでした。
最近は新型コロナウイルス感染症の感染対策で、書置きした御朱印に日付を入れてもらうスタイルの神社が多く、こちらの久延彦神社も同様でした。
感染対策とはいえ、直接書いていただけないのは寂しいですね。(書く側としては書置きの方が楽なんかな)
ところで皆さんは、神社の手水舎とその作法の由来をご存じでしょうか?
第10代・崇神天皇の御代(紀元前100年頃)に疫病が流行り、多くの人が亡くなりました。(国内で疫病が流行した記録としては一番古い)
そこで崇神天皇は疫病を収めるためにはどうしたら良いかを考え、人が集まる神社に手水舎を設置し、お参りの前に手と口を濯ぐことを参拝者に徹底させました。
当時はウイルスや細菌の研究者もいませんし、原因は不明ではありますが、その習慣により疫病は収まったそうです。
これが手水舎の始まりです。
食前やお手洗いの後に手を洗うようになったのも、この作法が元になっています。
手水舎の作法
①柄杓を右手で持ち水を掬い左手を清める
②左手に持ち替えて右手を清める
③再度右手に持ち替えて左手に水を受け口を濯ぐ
④最後に柄杓を立てて残りの水で柄を清める
手水はこの手順で、最初に柄杓に掬った水で全行程を済ませます。
口を濯ぐ際は直接柄杓に口を付けず左手に受けた水で行い、最後に自分が持っていた柄杓の柄の部分も清める。
これが2000年以上前からある感染対策ですが、とても衛生的に考えられてると思いませんか?
そして現代でもやってることは同じなんですよね。
現在は新型コロナウイルスの感染対策として、手水舎を閉じてる神社が殆ど、もしくは柄杓を使わないような設計に改装した神社も多いですが、これでは本末転倒だなと私は感じています。
日本には2000年以上も前からちゃんとした感染対策が施されており、手洗いとうがいが風邪などの感染対策に有効だということが今では定説になっているのに、その手洗い・うがいの習慣の発祥となった神社がそれを廃止するというのはどうなのか…
神社さんも、万が一、自分のところで感染者が出たら色々と面倒だからというのもあるでしょうが、手水の作法通りに行えば逆に感染防止に繋がるので、本来は手水舎を開けるべきだと思います。(個人的な意見)
ただ、そのためには参拝者側も手水の作法を知っておく必要がありますね。
互いの理解があればとても衛生的な作法であるのに、こんな風に文化が少しずつ消えていくのがとても勿体無いなと感じる日々です。
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