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愛媛県に到着した日は、お狸様のトップ、隠神刑部を祀る山口霊神社、そして国の重要文化財の伊佐爾波神社を訪れた後、こちらの湯神社にも立ち寄りました。

『湯神社(ゆじんじゃ)』
所在地 愛媛県松山市道後湯之町4-10
御祭神 大己貴命(=大国主命)(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
社格 式内社、旧県社
例祭日 10月6日
鳥居 明神鳥居
社殿様式 流造
【由緒】
湯神社は人皇十二代景行天皇の御勅建で、大己貴命・少彦名命の二神を奉斎する名社です。創建当時は鷺谷の大禅寺の前にあったといわれていますが、地震のため温泉埋没の際、現在の冠山の出雲崗神社の境内に奉遷し、合祀して四社大明神と称し、舒明天皇行幸のとき、勅により神殿を新築したと旧記に記されています。国司領主の尊崇篤く、神田、幣帛の奉献がありました。
又御相殿の出雲崗神社は、素盞鳴命・稲田姫命を奉斎し、人皇七代孝霊天皇の御創建で、湯神社と共に延喜式内の名社ですが、一時期右二社を御相殿に奉戴し、宝永五年に藩主の命で、境内に別社となりましたが、明治四年再び相殿となりました。
その後、時代の変革により冠山が整備され、湯神社も新築されました。(湯神社HPより)

湯神社は第12代景行天皇の勅命により建てられた神社です。
てことは、創建は4世紀頃と推定できます。(記紀では西暦71年〜130年で書かれているが、考古学的には4世紀前半〜中頃とされている)
地震で温泉が埋没した際に現在の冠山の出雲崗(いずもおか)神社の境内に奉遷されて、結局そのまま一緒に過ごそうぜってなったパターンで、くっついたり離れたりもしながら現在は湯神社の大己貴命・少彦名命、そして出雲崗神社の素盞鳴命・稲田姫命が相殿として存在しています。
ここは出雲系なんですね。


石段の下段のところに小さなお社がありましたが、お社の主は不明でした。

階段を上り切った右手には境内社があって、その奥に湯神社の社殿があります。

…ていうか、後からわかったんですが、反対側にも境内へと続く階段があって、そちらにはちゃんとした社号標と鳥居が設けられていたので、もしかしたらそちらが正面かもしれない……んだが、その階段から上がってくると、湯神社の背後から境内に入ることになるので、それもやっぱり違う気がするから私が上がってきた方が正面になるのかな?…
うーん、疑惑は深まった!(笑)

時間も時間だったので、授与所は閉まっていました。(御朱印は翌朝いただきに再訪してきました)
「七番 湯神社」と書かれたあります。

道後界隈で「道後村めぐり」というのをやっているそうです。
第一番から第三十番までのポイントがあって、専用の冊子にすべてのスタンプを押して道後村役場村民課に持参すると、道後村名誉村民証と道後温泉本館の入浴券、記念品が贈られるというもの。(記念品どんなのかわからないけど、旅の思い出にちょっと欲しかった)
時間がある方は巡ってみては?
また、有効期限はないそうなので、次に訪れた時に続きを巡っても良いそうです。

こちらは境内社の中嶋神社。

中嶋神社はお菓子の神様を祀る神社です。
1957年に四国四県の菓子業者が、兵庫県豊岡市にある中嶋神社からお菓子の神様(と言ってもスナック菓子とかじゃない)とされる田道間守命(たじまもりのみこと)を勧請し創建しました。

日本には八百万の神がいると言われますが、お菓子の神様もいたなんて。
もっとも、田道間守命は柑橘類の神様で、大昔は柑橘類などの果物は果子(かし。「菓子」の語源)の最上級品とされていたようです。
日本で砂糖が作られるようになる奈良時代以前は、甘い果物は大変なご馳走だったでしょうね。


児守社という名称からして子供を守る神様をお祀りしてるのかなと思ったら、鎌倉時代の武将・河野通広(かわの みちひろ)が御祭神とのこと。
なぜここにこの武将が?ていうか誰?と思い調べたら、時宗(じしゅう)という鎌倉時代に開かれた浄土宗の宗派があり、その宗派の開祖が河野通広の次男だそうで……え?本人じゃなく息子が祀られてるん?
松山城の築城の際にこの場所に移されたらしいのですが、なぜ開祖ではなくその父親を祀ってるのか気になるところ。

湯神社の境内を一通り見て昇ってきた石階段を戻る途中、積まれた石垣の中にこんな石を見つけました。

でもちょっとなんて彫ってあるのかわかんなかった!
この後、ぶらぶらダラダラ物色しつつ歩きながらぐるっと回って道後温泉の向かったのですが、前述した例の社殿の反対側の階段がこちら。

ね?正面っぽいでしょ?(笑)

だけどこちらから上がると湯神社の背面から境内に入ることになるので、多分正面ではないんですよね〜…
しっかり鳥居まであるんだけど…

こんな案内板までついてたりして。
次回は道後温泉!
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