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香川県高松市にある讃岐國・一の宮、田村神社。
今回で3回にわたってお送りしていますが、先に言っときます。まだまだ終われません!
飽きたなぁ〜っていう方はここで離脱してください(笑)
あ、でも多分最後の回にちょっと良いものをお見せできると思いますので、お付き合いできそうな方はよろしくお願いいたします。
前回の記事↓
てことで、今回も境内社を主にご紹介していきます。

まずは一宮天満宮。
神社慣れしてる方には説明は不要ですが、全国にある「天満宮」では、もれなく菅原道真公がお祀られています。
よってこちらの神社も同様。
一番有名な天満宮は、京都にある北野天満宮と福岡県にある太宰府天満宮で、学問の神様が祀られている神社として知ってる方も多くいらっしゃると思います。
そうです、菅原道真公は超天才と称えられていた学者さんだったのです。
しかしながら、貴族でもないのに出世という輝かしい道を歩んだ菅原道真公を疎んだ連中が、彼に無実の罪を被せ、その策略通りに朝廷から太宰府(現在の福岡県太宰府市)へ追放してしまいます。
菅原道真公はその場で無念を抱いたまま不遇の死を遂げるのですが、当時は祟りが信じられていた時代。菅原道真公を陥れた連中自身がその祟りに恐れ、何か変なことや不幸ごとが起きたら全て「道真の祟りじゃ!そうに違いない!」と妄想に駆られ、自ら発狂して最後は憤死したりしました。(因果応報)
これによって、菅原道真公はこの世を去った後も、「道真は強い霊力を持ってるから祀っとかないともっとひどい祟りが起こる!」と恐れた人々が太宰府天満宮を創建してその祟りを鎮めようとしました。
菅原道真公からすれば何のこっちゃでしょうけど、当時は「怖い人はとりあえず祀って怒りを沈めさせればOK」という風習がありました。
そこから転じて、「そんな強い霊力を持つ道真さんなら、篤くお祀りしたらご利益をくれるんじゃない?」と思う人々によって信仰されるようになります。(勝手すぎるし下心ありすぎやろ)



ちなみに、「日本三大怨霊」と呼ばれるお三人がおりまして、こちらの菅原道真公、そして平将門(たいらのまさかど)、崇徳天皇(すとくてんのう)の面々です。
崇徳天皇などは諡(おくりな)にそのまま「祟」の文字が入っていますが、これは祟りを恐れた朝廷の人たちが付けたもので、「徳を崇(たっと)ぶ」という良い意味合いなんだそう。(紛らわしい)
余談の余談ですが、歴代天皇の祟りに関する本を竹田恒泰氏が書いていて、「怨霊になった天皇」という本がかなり面白かったのでオススメしておきます。

菅原道真公のカシコにあやかって、天満宮では筆がアイコンだったりしますが、それよりも人気なのは牛さんです。
菅原道真公と牛さんは切っても切り離せない関係で、天満宮にいる牛さんは「撫で牛」と言って、……説明すると長くなるし書くの面倒臭いのでご自身でおググりいただけたらと思います。
太宰府天満宮の目立つところにいる撫で牛さん達は撫でられすぎてピッカピカになってました(笑)
また、私が訪れた時は、一頭だけ出張中で不在でした。ご多忙ですね。

「撫で牛」は、自分の体に不調なところを撫でた後に撫で牛さんの同じ部位を撫でれば病気平癒、賢くなりたい人は撫で牛さんの頭や角を撫でてから自分の頭を撫でればご利益があるとされています。

下の写真は五七桐紋が入った神馬(しんめ)の像。
伊勢神宮や上賀茂神社(賀茂別雷神社)など、大きな神社には本物の神馬(生きてるやつ)がいますが、本物の代わりに像が奉納されている神社も多いですね。
馬は神様の乗り物として、昔から大切にされてきました。

ここにも布袋さん。

なっ、稲荷社もあるのかぁ……
ちょっとギアを上げて取材せんと日没までに間に合わんな。

その稲荷社の前にこの奥にあるお社へ。


「神池」という池の真ん中にお社が立っているんですが、まーとにかくいろんなオブジェというか縁起物があってストレートに辿り着けない(笑)

この石よく見たらカエル!
親ガエルの上に子ガエルが三匹乗っていました。
神池の真ん中へのお社に行くための橋は五本(だったかな?)架けられています。
正面から入りたいんだけどなぁ〜とぐるぐる回りつつ……

宇都忮社のところに十二支の石像がありましたが、どうやら七福神と同じで、境内の至る所に干支が散りばめられているようですね。

ここもまだ正面じゃないな。

私は辰年なので、龍の形のものを意識して見てしまうのですが、これよく見たら台座に擦れたような跡がありますよね?
試しに押してみたら、なんと上の干支が回るようになっていました。回して……その回したやつをどうしたらいいんだろ?

ちょっと立派な唐橋があるな、きっとあれが正面の橋に違いない。

正解!
よし、参拝。

宮島社という社名としゃもじ……てことは、これは99%、いや100%厳島神社の分祠ですね!
御祭神のメインは市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
その通り、後で調べたら、こちらの「宮島社」は別称で、「厳島社」が正称っぽいです。

市杵島姫命は七福神の弁財天と同一視されることもあります。
本来はもちろん別々の神様ですが、神仏習合の時代(6世紀〜8世紀ごろ)に「ちょっとキャラ被りしてるよね」ということから同じ神様として見られるようになりました。

市杵島姫命も弁財天も水にまつわる神様で、島や水辺に祀られがちなのと、女神である他に芸能のご利益もあるとされるなどの共通点があります。

厳島神社といえば、宮島の縁起物として人気のしゃもじですが、これが実は弁財天が持ってる琵琶をヒントに、宮島の神泉寺の誓真(せいしん)という僧が、「弁財天の琵琶の形がしゃもじに似てるから、”幸運を招くしゃもじ”みたいな感じで土産物を作って売ったら島民の利益になるんじゃないの!?」と思いついたのが始まりだったりします。
それがいつしか、しゃもじで飯を取る=飯取る=敵を召し取るという語呂合わせで、勝負事にはもってこいの縁起物となりました。

宮島社の神池には多くの縁起物でバラエティに富んでいます。
「投銭拝所」というのもありました。

そしてやっと稲荷社へ。

稲荷社は境内の西側にあります。

朱色が一際映えてて、相変わらず稲荷社は派手でいいですね!

鳥居の合間合間に狛狐さんがびっちりハマっています。
ちょっとでもおかしな奴が来たら取り囲んでフクロにすんぞ!という趣の強固なディフェンス!

そうそう、提灯が下げられているのも稲荷社って感じですよね〜。


……さて、だいたい取材し終えたか?

いやそうではない!
まだ何か奥の方に色々あるな!?

「神宮献穀斎田鳥居」とあるので、かつてこのスペースで、新嘗祭などで献上するためのお米作りが行われていた跡地であることがわかります。
でも老朽化して撤去されてしまったのか、鳥居はありませんでした。
さらにその奥になんか色々置かれてる。

「茶わんと杓子を持つ 田の神さん 食べ物に不自由のないように………」
あ、よく見たらお賽銭箱の後ろにいるお地蔵さんがお茶碗と杓子(しゃもじ)を持ってる!
アップで撮っておけばよかった。

そしてまた干支の石像。

これも台座に跡が付いてるので、ぐるぐる回すシリーズですね。

この境内に干支何セットある?

干支の石像は3回ぐるぐるするらしい。
油断したら庭園灯の上にも十二支の亥がいたりして、まじで神様のワンダーランドです。


クドイぐらいの七福神も(笑)

けど表情が楽しそうなのが何よりです。

大黒っちと福禄寿っちも楽しそうだし、

布袋っちももっと楽しそう。

伊勢神宮の遥拝所もありました。

この「一打万福」、石板がふら下がっていて、これを一打叩くと多くの福を得られるという縁起物。

一人でどこでも行くわりに、こういうのはなんとなく恥ずかしくてできない。

と、こんな感じでさすがにもう全部取材を終えたやろ……
そう思った矢先!
さらに朱の鳥居が立ち並ぶ奥地が!!どこまで広いんだ、この田村神社は

まだ終われない、帰れない、果たしてあの向こうには何があるのか!?
それはまた次回、田村神社・其の肆で!
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