八坂神社

神社

58. 八坂神社(やさかじんじゃ) 〜京都府京都市〜


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今年の7月に関西へ行ってきました。
関西は幾度か行ってますが、本当に神社仏閣が多く、街並みも風情があって歴史が深く好きな土地です。
今回は7箇所の神社を巡りました。

京都へ着いてホテルにトランクを預け、早速向かったのはこちらです。

御朱印はコチラ→ 御朱印 八坂神社(やさかじんじゃ)

『八坂神社(やさかじんじゃ)』

所在地  京都府京都市東山区祇園町北側625番地
御祭神  素戔嗚尊(すさのをのみこと)
     櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
     神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)・佐美良比売命(さみらひめのみこと)
     八柱御子神(やはしらのみこがみ)
     八島篠見神(やしまじぬみのかみ)
     五十猛神(いたけるのかみ)
     大屋比売神(おおやひめのかみ)
     抓津比売神(つまつひめのかみ)
     大年神(おおとしのかみ)
      宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
     大屋毘古神(おおやびこのかみ)
     須勢理毘売命(すせりびめのみこと)
     稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)
社格   二十二社(下八社)
     旧官幣大社
     別表神社
例祭日  6月15日
鳥居   住吉鳥居
社殿様式 祇園造(八坂造)

【由緒】
創祀
当社は慶応4年(1868)5月30日付の神衹官達により八坂神社と改称するまで、感神院または祇園社と称していた。創祀については諸説あるが、斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した使節の伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に奉斎したことに始まるという。
また、一説には貞観18年(876)南都の僧円如が建立、堂に薬師千手等の像を奉安、その年6月14日に天神(祇園神)が東山の麓、祇園林に垂跡したことに始まるともいう。
伊利之来朝のこと、また素戔嗚尊が御子の五十猛神とともに新羅国の曽尸茂梨(そしもり)に降られたことは、ともに『日本書紀』に記されており、『新撰姓氏録』の「山城国諸蕃」の項には渡来人「八坂造(やさかのみやつこ)」について、その祖を「狛国人、之留川麻之意利佐(しるつまのおりさ)」と記してある。この「意利佐」と先に記した「伊利之」は同一人物と考えられている。伊利之の子孫は代々八坂造となるとともに、日置造(へきのみやつこ)・鳥井宿祢(とりいのすくね)・栄井宿祢(さかいのすくね)・吉井宿祢(よしいのすくね)・和造(やまとのみやつこ)・日置倉人(へきのくらびと)などとして近畿地方に繁栄した。
天長6年(829)紀百継(きのももつぐ)は、山城国愛宕郡八坂郷丘一処を賜り、神の祭祀の地とした。これが感神院の始まりともされている。そして、八坂造の娘を妻とし、男子のなかった八坂造家の職を継承したといわれ、その後裔である行円(ぎょうえん)は、永保元年(1074)に感神院執行となり、以後子孫代々その職を継ぎ、明治維新による世襲制の廃止まで続いた。

朝野の崇敬
元慶元年(877)疫病が流行したので占ったところ、東南の神の祟りとされた。そのため各社に祈り奉幣が行われたが、一向に治まらなかった。さらに占ったところ、東山の小祠の祟りとわかり勅使を発遣、祈ったところ疫病の流行が止んだ。これが祇園社の発展の契機となり、僅か2年後の元慶3年(879)には陽成天皇より堀川の地十二町が神領地として寄進され、また同地の材木商人360人は神人に補せられ、経済的基盤が早くも確立した。
また、藤原氏の崇敬もあつく基経(昭宣公)は、その邸宅を寄進、感神院の精舎としたと伝わり、道長もたびたび参詣した。藤原氏全盛時代の中心人物の崇敬は、当社の地位が次第に高まることにむすびついた。
円融天皇は、天延3年(975)6月15日に走馬・勅楽・御幣を奉られ、これ以後、祇園臨時祭が6月15日に継続執行されるようになったと考えられている。
そして、長徳元年(995)には、王城鎮護の社として尊崇された二十一社のうちの一社となり(のち二十二社)、延久4年(1072)3月24日には後三条天皇が行幸された。当社への天皇行幸の最初であり、以後、天皇・上皇の行幸はたびたびあった。
いっぽう武家の崇敬もあつく、平清盛の田楽奉納・源頼朝の狛犬奉納、また足利将軍家も社領の寄進・修造を行うとともに社務執行は将軍家代々の祈祷もつとめた。豊臣秀吉は母大政所の病気平癒を祈願し、焼失していた大塔を再建するとともに、一万石を寄進し戦国期に荒廃した当社の再興が進んだ。江戸時代には徳川家も当社をあつく信仰し、家康は社領を寄進、家綱は現存する社殿を造営、数多くの神宝類も寄進した。
明治4年(1872)に官幣中社に列格、大正4年(1915)には官幣大社に昇格した。

京都に到着するまでスッカリ忘れていたんですが、7月は祇園祭
1日〜31日までずっとお祭り月間。
その割にはすんなりホテル取れたなぁ…

この日は残念ながら天気は霧雨でした。
でも天気予報では雷雨と言われていたので大雨じゃないだけまだいいですね。

京都河原町駅から祇園神社を目指して四条通りを歩きます。

四条通り

祇園祭の期間もあって、こんな天気でもたくさんの人がいました。
お店がたくさんあって誘惑が酷いです(笑)

暫く歩くと朱色の楼門が見えてきました。

T字路になった突き当たりにドーン!と存在感のある楼門。
まごうかたなき八坂神社です。

着物の方もいて、さすが京都という感じです。

西楼門

楼門前の狛犬さん達がめっちゃ見張ってくる…
怪しい者ではないですよ〜…

楼門を潜ると一気にお祭りモード突入!

屋台に弱いんですよね〜、私…
京都に着いた時間も時間だし、お昼ご飯も食べてないし、買い食いしようか持ち帰ろうか、それとも夕方まで空腹を我慢してちゃんとしたお店に入って落ち着いた晩ご飯を食べようか…と、色々悩みながら境内を歩きました(笑)

苔ムシムシの狛犬さん好き。
「屋台は太るよ〜」と言ってそう。

とにかく人も多いし傘も多くて移動がちょっと大変!
禰宜さんが「後になるともっと混雑するので御朱印なら先に頂いた方がいいですよ」と教えてくれました。
今年は、令和元年祇園祭1150年の記念ということもあって、特別な御朱印を配布してるのもあり、例年よりも参拝者が多いようです。

まずは本殿へお参り。

鈴緒を3箇所に取り付けて混雑しないように工夫してあります。
日本人って律儀なのでどんなに幅広い拝殿でも一列に並びがちなんですよね。
”一列に並ぶ”のは絶対な決まりではありません。
特に人が多い時は、ど真ん中で参拝ではなく、ちょっと端の方へ避けて後ろの方に「どうぞ」と前に促せば、2〜3人一度に手を合わせることができ、参拝がスムーズになります。
かと言って秩序を乱して我先にとなだれ込むのはダメですが(^-^;)
私はいつもゆっくり参拝なので、人が多い時は後ろの人を真ん中へ促し自分はお賽銭箱の横へずれて手を合わせます。

拝殿

このように3箇所に分かれて手を合わせることができたので、チャッチャと参拝できました。

本殿の向かいには舞殿があり、御神輿を3基納めてありました。

御神輿
舞殿と南楼門

本殿で参拝を終えて本殿向かって左手側からぐるっとまわってみました。

左奥側に神馬舎があります。

神馬舎
本殿裏側の灯篭
美御前社

本殿の裏側を突き抜けたところに美御前社があり、その横には美容水が渾々と湧き出ております。

女性の皆様、美意識の高い男性に人気でした(^o^)

その右並びにこちら。

悪王子社
大神宮社
御神水

悪王子社とは何ともおどろおどろしい名前ですが、八坂神社の御祭神である素戔嗚尊の荒御魂が祀られています。

この鳥居を抜けると円山公園です。

その手前に稲荷社があります。

玉光稲荷社
命婦稲荷神社

本殿の背面にも摂社、末社が並びます。

日吉社
五社と刃物神社
祖霊社
厳島社

本殿の背面をぐるっと歩いてきて、本殿向かって左側にも幾つかお社があります。

疫神社
太田社
蛭子社

この狛犬さんの苔むした感じが…ってしつこいですかね(笑)

大国主社

心優しい大国主様。
こんなふうに在りたいものだなぁ…

参道から西楼門の風景

とにかく屋台も多くて人も多くて…
八坂神社を見て回ったら結構な時間が経っていて、お腹も空いたしこれからどこかお店を探すのも面倒だなぁ〜ってことで、露店の2箇所ぐらいで買い食いをしてこの日の夕食にしました(笑)

西楼門から四条通りの風景
花小路

祇園祭は夜の方が盛り上がるんですが、明日に備えて早めにホテルに戻って休むことにしました。
初日は残念ながら天気は良くなかったですが、雨に濡れた風景が光を反射してキラキラしていました。



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