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旧檜山爾志郡役所・江差町郷土資料館 〜北海道檜山郡〜



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さて、道南の江差町〜松前町1泊2日弾丸の旅、2日目!

前日は、新撰組鬼の副長・土方歳三榎本武揚らが北海道まで乗ってきた開陽丸を堪能し、江差町のホテルに宿泊。
翌朝はこんなにも気持ちの良い青空が広がり、これは午後に到着予定の松前城と桜も晴天の中で堪能できそう!

ホテルの朝食は多過ぎず、少な過ぎず、栄養バランスも考えられていて、ちょっとずつ色んなものを楽しめるセット☆
味付けもヨシ!
ひじきやイカ刺しもあります(*´∀`*)

あと、お米の炊き加減も良かった!

お腹が満たされたら出発!

まずはココ。
旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)
北海道内に唯一残る郡役所建物だそうです。

白とターコイズブルーが基調の素敵な洋館。

建物が完成したのは明治20年(1887)。
当時は檜山郡と爾志郡を管轄する郡役所として建てられ、その後、江差警察署や江差町役場分庁舎などに転用。
今はその建物の形状を残したまま、江差町郷土資料館として一般に公開されています。
入場料は大人300円/小中高100円。
後にご紹介する「旧中村家住宅」、「旧関川家別荘」と今回の「旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)」の3施設共通入館券というのがあって、そちらは大人500円/小中高150円とオトクなのでオススメしておきますね。(私もこちらを利用しました)

札幌市内にも似たような洋館がありましてね、こちらは明治13年(1880)に完成(庭園など全てが完成したのは翌年)の豊平館(ほうへいかん)という建物で、配色も旧檜山爾志郡役所とそっくり。
明治の頃の立派な建物とはこういうスタイルが流行っていたんですね。

余談ですが豊平館の方は、完成直後、明治天皇の北海道行幸の札幌の行在所に使用され(一番最初のユーザーってことですな)、以降は旅館と西洋料理店(つまりレストラン)として運用されたり、戦時中は進駐軍の各部隊の宿舎になったり、結婚式場になったりと様々に用途を変えてきました。
現在は各部屋をレンタルルームとして借りることもでき、演奏会やパーティーなどに使われています。
洋館でそのような催し、素敵ですねぇ。

私もパーティー開きたい。
何のパーティーか知らんけど。

…って、豊平館の宣伝をしたいんじゃないんですよ、私は!

つべこべ言わず、まずは中へ…

と、その前に、これをご紹介しておきたい。

土方歳三 嘆きの松

嘆きの松を。

この松の木、例の開陽丸が沖で停泊してる時に、暴風雨に遭い沈没する姿を土方歳三榎本武揚がここで見ていて、土方歳三が嘆きながらこの松を叩いた。すると後日、その松の叩かれた場所にコブができ、そこから曲がっていった、という伝説がある松なのです。

嘆きの松

木を殴ってコブができるのかどうかわかりませんが、そんなこともあったのかもなぁ〜と想像するのが浪漫ですね(*´ω`*)

それはそうと、ここからの眺めがなかなか良かったのでパノラマ風に繋げてみました。(というかパノラマもモードで撮ればよかった)

土方歳三榎本武揚も、ここからあの海を眺めていたのでしょうか。

ウダウダしつつ、やっと中へ潜入。

旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)北海道指定有形文化財になっています。

1/20スケールで作られた模型。
細かいところまで、とてもよくできています!

建物を造るのも職人技ですが、こういった模型を作るのも職人技ですよね。

屋根瓦は石川県製。

建物の修復時に発見された手錠。
ここは後に警察署としても使われていたため、その時のものでしょうね。

各部屋に入って目につくのが、綺麗な壁のクロス!

現在貼られているのは、当時のクロスを再現したものになります。
これがとても美しかった。
部屋によってクロスの柄が違うので、ぜひチェックして欲しいポイントです。

この人が誰なのか確認するのを忘れてしまいました…(誰なの?)
裏口っぽい出入り口の小部屋にいたので、この先に併設されてる”留置所に入る人”を”訪ねる人”を”管理する人”かもしれん。

裏口っぽい出入り口から勾留所に移動。

こちらが警察署だった頃に使われてた留置所(復元)。

居房は3部屋。

工夫されてるのが、この居房は扇形に配置されていること。
こうすることによって、向かいにある看守部屋から3つの部屋を同時に監視できるようになっています。

看守部屋

居房はこんな感じ。

居房は小さな窓が上部に一つあるのみですが、向かいの看守部屋からたくさん陽が入るので意外と明るいです。

こんな感じで。

本館に戻り、建物の2Fへ。

こちらではこの江差町で見つけられた発掘品などの展示がありました。

翡翠といえば縄文時代から大切にされてきた鉱物で、位の高い人のお墓から翡翠の宝飾品がたくさん見つかったりしますが、北海道でも翡翠が採れるもんなのかな?そういうイメージはないが…

と思ったら、やっぱり交易によってもたらされたもののようです。

黒曜石の矢尻なども同様。

土器は縄目模様があるので縄文土器ですね。
よく見るとなかなかセンスのいい模様の付け方です。

ヤマ(山車)の上に乗ってるのは誰の人形だろ?

2Fのバルコニーに出ることができました。

なかなか良い眺め。

ちょうど船が帰ってきましたね。
あの形は遊覧船かな?

踊り場からの窓枠越しのこういう構図が好きで、つい撮ってしまう。
フレーム構図が好きで。
スタンリー・キューブリックが多用する一点透視図法も好き。
このブログを長年読んでくださってる方は、私がこの二つの構図が好きなことに気が付いているかもですね。(長年読んでくださってる方がいれば笑)

否、構図なんかいちいち注目してないか(笑)
ただの自己満足です。

1Fに戻り、さて次の場所へ移動しましょうかね〜。

入る時には気が付かなかったのですが、外には満開の桜が!

ぎゅうぎゅうな感じで咲いてるのめっちゃ可愛い(*´ω`*)

日本に桜があってよかった。
毎年こんなに綺麗なものを見れて、桜の優しい香りを嗅げるなんて、考えてみたら幸せなことですよね(*´ω`*)

あと何度、こういうものを見れるかなぁ…なんてちょっと考えてしまう。

時間は有限。
この体で、生きてる間にできることをたくさんしたいです。



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