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この季節は登山などもする方も多いのではないでしょうか?
今回は札幌市内にある山、藻岩山に足を運んできました。
札幌は北海道の中で一番大きな都市で歓楽街もあったりするので山のイメージはないかもしれませんが、実は札幌市の中に山が幾つか紛れ込んでいます(笑)
藻岩山(もいわやま)は、北海道札幌市南区にある標高531mの山で、札幌の中心から南南西にあって、展望台とスキー場により札幌市民と観光客の行楽地となっています。
アイヌ語で「インカルシペ」(いつも上って見張りをするところ)と呼ばれていて、この山はアイヌ民族にとっての聖地とされています。
山腹にはカムイシュネという神の灯火が灯るさまが眺められたそうです。
しかし明治時代、入植した和人達は「モイワ」(小さな岩山)と呼ばれていた隣の小山とインカルシペを取り違え、インカルシペを藻岩山、モイワを円山(北海道神宮がある)と呼び習わし、やがて誤解されたまま地名として定着してしまったそうです。
そんな藻岩山にあるのがこちらの神社です。
『藻岩山神社(もいわやまじんじゃ)』
所在地 札幌市南区藻岩山
御祭神 伏見稲荷大神(ふしみいなりたいじん)
ウルの神様(うるのかみさま)
レルヒの神様(れるひのかみさま)
ブランデージの神様(ぶらんでーじのかみさま)
社格等 不明
鳥居 なし
建築様式 流造
【由緒】
札幌市民の父なる藻岩山は古くからスキーのメツカとして親しまれて来ました。明治45年3月30日、オーストリアの軍人のレルヒ中佐からスキー術を学んだ札幌市民が藻岩山からレルヒ直伝の一本板によるスキー登山を決行したのが札幌における山スキー発祥と伝えられています。この由緒来歴に基づき、当地における氏神[伏見稲荷大神]スキーの神[ウルの神様]藻岩山縁の[レルヒの神様]札幌冬季オリンピック開催の恩人[ブランデージの神様]を鎮座しています。
御祭神が珍しいラインナップですよねー!
ご近所に鎮座している伏見稲荷大神はわかりますが、それ以外の3柱が…いや、”柱”と言って良いのかもわからない未知の神様(笑)
なのでちょっと調べました。
ウルの神(北欧神話のスキーの神)
レルヒの神(オーストリアの軍人 レルヒ中佐)
ブランデージの神(札幌オリンピック時のIOC会長)
だそうです。
このレルヒ中佐というのが札幌の山スキーを流行らせた方のよう。
駐車場にある建物の横にこじんまりと藻岩山神社はあります。
以前は鳥居もあったようですが今はありません。
せっかく藻岩山の中腹まできたので頂上まで行くことにしました。
藻岩山観光自動車道を利用して藻岩山神社があるところまで車で上がり、そこから山頂までは登山しました。
と言っても険しくはないし15〜20分ぐらいで到着できます。
所要時間が2分弱というモーリスカーというケーブルカーもあるのでお急ぎの方はこちらを利用すると良いです。
普段は見かけないような植物にも会えました。
北東斜面に1921年(大正10年)3月3日に北海道で最初の天然記念物に指定されたシナノキ、ミズナラ、シラカバなどの広葉樹が生い茂る藻岩原始林があります。
あっという間に山頂に着きました。
山頂展望台からは石狩平野、そして石狩湾までを一望することができ、夜には札幌市街の夜景がとても綺麗に見られますよ!
ここに「藻岩観音奥の院」が建てられています。
「藻岩観音奥の院」は通称、六角堂と言いますが、正式には浄土観音寺藻岩観音奥之院といいます。
明治34年(1901年)、新善光寺二代目住職が藻岩山に三十三観音を安置され、山麓に観音堂、山頂に一坪の石堂を建立。
石堂は、その後頂上付近に移設され昭和48年(1973年)、石堂を六角堂として再建されました。
平成4年(1992年)、山開き大祭108回の記念の年に本格的建築として落慶。
旧石堂にあった石像は水かけ観音として堂の傍らにあります。
眼下に広がる札幌市街。
札幌市街方面の反対側には山並み。
せっかくなのでサンセットを待とうと、山頂に立っているレストラン『THE JEWELS(ザ・ジュエルズ)』でお茶することに。
藻岩山に訪れた際は是非このレストランをオススメします!
ここは札幌市で一番高い位置にあるレストランで、札幌市内を270°見渡すことができます!
昼間も良いのですが、サンセットや夜景もとても素敵ですよ。
緑をあしらったオシャレな店内で、お食事も美味しいと評判です。
この日はカフェオレとクリームブリュレを。
付いてるお砂糖が可愛い!
お料理に入っているお砂糖は上白糖とかではなく甜菜糖を使用したり、そういう細かな心遣いが嬉しいです。
また、館内にはプラネタリウムも見れる施設があるのでお好きな方は是非!
『THE JEWELS』
http://www.sapporo-dc.co.jp/jewels/
そうこうしてるうちに陽が沈みかけていました。
神社とは話が逸れてしまいましたが、こういう風景にも神々しさを感じるのは日本人だからなのかなぁ〜とぼんやり思うのでした。
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