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函館旅行記ファイナルです。
この日は湯の川温泉発祥の地である湯倉神社と前回の記事で触れた、戊辰戦争の最終決戦の地である箱館(函館)戦争に終止符を打った亀田八幡宮の2箇所を巡って帰路へと向かいました。
御朱印はコチラ→ 御朱印 湯倉神社(ゆくらじんじゃ)
『湯倉神社(ゆくらじんじゃ)』
所在地 北海道函館市湯川町2丁目28番1号
御祀神 大己貴神(おおなむちのかみ)
少彦名神(すくなひこなのかみ)
稲倉魂神(うがのみたまのかみ)
社格 旧村社
例祭日 9月8日
鳥居 明神鳥居
社殿様式 流造
【由緒】
伝説によると、五百余年前の享徳二年(一四五三)頃、一人のきこりが家に帰る途中に小高い丘(現在の湯倉神社のあたり)で一休みをしていたところ、沼沢地で湯気が立っているのを発見し、近づいて手を入れてみると湧き湯でした。その後、きこりが病気になり腕の関節の痛みがひどくなったとき、湧き湯のことを思い出し、湯治をしたところ、程なくして病気が治りました。そこで、きこりはそのお礼にと薬師如来を刻み、小さな祠(ほこら)を建てて安置したのが、湯倉神社の起源であり、今日の湯の川温泉の始まりであります。
以上は言い伝えですが、享保二年(一七一七)松前藩調べによると「建立百年位」との記述があり、元和三年(一六一七)には湯座に薬師如来を祀っていたとされています。又、明らかな事実及び現存する社宝によって明確な由緒があります。松前藩第九代藩主高広が、幼少時千勝丸といったとき、承応二年(一六五三)に重い病気になり、医者や薬の甲斐もなく日に日に悪くなるばかりでしたが、ある夜、母・清涼院が夢で「松前の東に当たって、不思議に病に効く温泉がある。そこへ行けばどんな病でも治る」という神のお告げを受けました。早速、家来を向かわせたところ温泉を発見し、千勝丸を湯治させると間もなく全快したとのことでした。翌年の承応三年(一六五四)に清涼院は、そのお礼にと社殿を改造し、知内産の砂金で五寸四分(約一六センチメートル)の薬師如来像を安置し、直径六寸三分(約一九センチメートル)の鰐口を奉納しました。以来、この地域に暮らす人々に「心の拠り所」として永く崇敬され、明治九年(一八七六)に「村社」に列格され、昭和十六年(一九四一)には現在の社殿が造営されて御神徳は益々高揚し、街の発展と共に現在に至っております。
(湯倉神社HPより引用)
最終日はとうとう雨に降られてしまいました。
温泉ファンの方ならご存知なのかもしれませんが、この湯倉神社は「お薬師様」とも呼ばれていて、このあたり一帯が”湯の川温泉”の発祥の地となっています。
泉質がリューマチや神経痛、胃腸病に良いとされ、箱館戦争の際に負傷兵がこの温泉で傷を癒したりもしていたそうです。
湯倉神社は道々100号線と83号線がぶつかるところに在ってわかりやすいです。
この大鳥居が目印。
こう見ると結構境内は広い。
写真では見にくいですが、この案内図の左奥の日吉神社が個人的にはとてもグッときたんですけどね…
ちょっとチャーミングな狛犬さん達ですよね。
更に…
狛犬さんがもう一対。
こちらは威勢を放ってる感じ。
個性が豊かですね(^-^)
手水舎の水の出口が亀さんでした。
ちょっと珍しいかな?
亀さんは松尾大社以来です。
この日は霧雨のような細かい雨が降っていたのでお社もシットリしています。
朝早かったのもあり、人が少なく静かに潤う境内は心地よく感じました。
拝殿のすぐ右隣に豊受稲荷社があります。
本殿と豊受稲荷社の間には神兔と彫られた台座に乗った撫でウサギさんが「えっへん!」としておりました。
ウサギって可愛くてズルいですよね(笑)
紙垂も巻かれて可愛い(*^-^*)
ちゃんと親切に説明書きの看板もありました。
こういうお心遣いがあると普段神社に馴染みがない方にも分かりやすいし、理解が深まると更に神社巡りも楽しくなるという構図が生まれるのでとても良いなと思います。
因幡の白兎の主役、大国主命は別名・大己貴神。
その絡みもあって大国主命(または大己貴神)をお祀りしている神社には撫でウサギさんがいることが多いです。
湯の川一の古木とされる御神木。
神社へ行くと必ず隅々まで散策してしまうのですが、今回も色々見て回ってる時に「奥の方に何かある!」と私の神社センサーが働いて拝殿の左奥へと行ってみました。
すると小さなお社が!
小さいしなんかプラスチック素材で覆われてるけど階段もあるしお花も植えられててちゃんとしてるー!
日吉神社と記されていました。
滋賀県大津の比叡山の日吉大社の分霊をお祭りしてるそうです。
”日吉”といえば豊臣秀吉ですが何か関係あるのかな?と思ったけど別に関係ない様です(笑)
左の狛犬さん「ん??」
右の狛犬さん「来たの?どこから?」
愛嬌のある狛犬さん達でした(^-^)
あ〜そうです、境内案内図の看板が入り口にあったのに全く素通りで境内に入ってしまったため、危なくこの日吉神社を見落とすところでした!
帰り際に案内図があるのに気付いたのでした(^-^;)
この湯倉神社の見所といいますか、充実してるな〜と思ったのが御守り!
見てるだけで楽しい。
その前に豊受稲荷の右手にある神輿殿にご注目。
神輿殿っていうか、なんかいっぱいいる!
なんでしょうこのパーティー感は。
この小槌を振ったり、体を叩いたりすると厄を除けれるそうです。
体を叩く際は思いっきり叩くと痛いので軽く叩くように。
左側のパーティー(チーム大黒)。
右側のパーティー(チーム恵比寿)
あ、お神輿撮るの忘れたわ。
パーティー感を醸し出していたのは七福神の一味でした。
写真に写ってるのは4人…
どこかに他の3人がいるはずなんですが…
写真撮ってない…というか、寧ろ見かけた記憶がないかも…
大黒さんの前にある御神籤は大黒さんらしく「小槌みくじ」。
小槌に紛れて大黒さんのお人形も入ってますね。
恵比寿さんの前の箱の御神籤は「七福神みくじ」。
「七福神おはじき入り」だって。
ちょっと欲しかったかも(今更)
パーティー(七福神)の方々がニコニコしててなんだか楽しそうな雰囲気が伝わってきますよね♪
授与所の方にも変わり種がありましたよ!
何があっても大丈夫な「大丈夫守り」(左)と、撫でウサギをモチーフにした絵馬と御守りの「飛躍セット」(右)。
ウサギの様にぴょんぴょん跳ねて飛躍できますように、というものですね。
絵馬のウサギさんがあそこにいた撫でウサギにちゃんとそっくりに描かれてるのがいいですね。
御守りにウサギのチャームが付いてるんです。
満月に跳ねるウサギ。
欲しくなりました。
そして、函館といえば?
イカですね!
あ、鯛もいる?
写真につけるタイトルを間違えました。
「イカすおみくじ」です。
手で引くのではなく、イカらしくちゃんと釣竿を使って引いてくださいってのが遊び心があっていいですね〜!(笑)
よーく見たら、地味に鯛も紛れ込んでいました。
実はこれが本命なんですが、湯倉神社で御守りを頂くなら是非おすすめしたいのがこちらです。
(飛躍セットも捨てがたい!)
カラフルで、女の子なら見た目でパッと惹きつけられてしまうこの御守り!
私も過去にうら若き女の子だったことがあるので、こういうのはやっぱり目がいってしまいます。
で、これはどういう御守りかというと、「御神縁御守」というもので、右側の枠に入ってる小さな縦長の御守りの中から複数(三体まで)の御守りをチョイスして、左側と上部の枠に入っている御守り袋から好みのを選んで入れて持つことができるというもの。
要は、自分の願いと好みに合わせたオリジナル御守りを作ることができますよ、というものです。
それぞれの御守りの意味が書かれてあります。
これを参考に、ご自身が必要としてるものを選びます。
「三体までOK!」となっていますがもちろん一体でも二体でも大丈夫です。
欲張らず、本当に自分に必要なものを。
私は何にしたんだったかな??
確か「凛」と、この頃は体調に不安があったので「健」にしたんだったかな・・・?
御守り袋は上の写真のものの他に、着物の反物で作られた”正絹製”のものがあり、色も柄も素敵だったのでこちらの水色のをいただきました。
三つ巴の御神紋が入っています。
裏には鳥居が描かれています。
色味が伝わりにくいかもしれませんが、画像よりももっと綺麗な発色です。
自分で選べてオリジナルのを持てる系はちょっとウキウキしますね。
最後に、この日は「おすそわけ茶屋」というのがシッポリと開催されていました。
GW中のみの開催で、御神前にお供えした撒下品を参拝者へお裾分けしてくださる催しでした。
神様がお召し上がりになったものをみんなも一緒にいただきましょう、ということです。
新嘗祭や祈念祭にお供えになった材料を使って作られたぜんざい(お汁粉)や飲み物やお菓子などが用意されていましたが、これらはなんと全て無料!
御神気の宿ったものをこんな風にいただけるなんて有難いですね。
ということで、私はぜんざいとお茶をいただきました。
すみません。
写真を撮るのを忘れてちょっと食べました(笑)
霧雨の降る中、少し冷えた体をぜんざいとお茶が温めてくれてほっこりしました。
この催しの準備をしてくださった方々もいるのを考えると更に有難たく感じ、心まで温まったのでした。
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