神社・仏閣ランキング
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突然ですが、札幌市って相当な広さがあるのはご存知ですか?
面積で言うと…
札幌市の面積:1,121 km²
です。
比較対象がないとピンとこないと思うので、例えば東京23区は…
東京23区の面積:619 km²
約2倍です(笑)
因みに、札幌市内には近郊の山と定山渓(じょうざんけい)と言う温泉街も含まれています。
定山渓温泉街は札幌中心部から山を抜けて行った先にあるので、札幌市民でもそこが札幌市内だとは知らない人も意外といます。
西遊記の孫悟空がどれだけ遠くへ行ったつもりでも仏様の掌の上でしかなかった、みたいな感じです。(例えが分かりにくいか)
私が今まで巡ってきた市内の神社は、地下鉄沿線であったり車でも行きやすいところ(札幌市中心部から近いところ)が殆どだったんですが、いよいよだいぶ行き尽くしてきたので、郊外を攻めてきました。
というわけで、今回ご紹介するのは札幌市中心部から見て南東に位置する清田区にある神社です。
(御朱印はコチラ↓)
『清田稲荷神社(きよたいなりじんじゃ)』
所在地 北海道札幌市清田区里塚3条1丁目17
御祭神 宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
田中大神(たなかのおおかみ)
四大神(しのおおかみ)
社格 なし
例祭日 なし(私調べ)
鳥居 明神鳥居
社殿様式 神明造
【由緒】
平成19年、稲荷勧請。
「お稲荷さん」の総本宮・京都伏見稲荷大社より御分霊を授かる。
平成22年、里塚に社殿を建立し鎮座、社名を清田稲荷神社と定める。
地域住民や崇敬者の心の寄りどころとし、鎮守の社とする。
ご神威の更なる発揚と共に地域の安全と安寧を願う。
こちらの神社は由緒にあるとおり、平成19年(2007年)に創建された神社で、札幌でも一番新しい神社になると思います。(道内でもかな?国内ではどうかな?)
御祭神も、京都の伏見稲荷大社から正式に勧請し、宇迦之御魂大神を主祭神として四柱をお祭りする、まごうかたなき伏見稲荷大社の神々。
伏見稲荷好きな私としては若干興奮するところ!(いつも前情報なしで参拝に行って、帰ってきてから色々調べるので後から知りましたが笑)
伏見稲荷大社が気になる方へ、こちらの記事も貼っておきます。
因みに、札幌市内には札幌伏見稲荷神社という神社も、札幌市内の伏見という地区(地名は京都の伏見そのまんまです)にあって、ここの鳥居も千本とはいきませんが立ち並ぶ景色は幻想的でもあります(^-^)
こちらは稲荷神社の北海道総本宮となっています。
で、なぜ清田稲荷神社を知ったのかというと、こちらの御守りを知人からいただいたことがキッカケでした。
その知人は「神様なんかいないし知らねぇ」みたいなタイプなんですが(笑)、なぜかある日、「はい」とこの御守りを手渡しながら「猫神社知ってる?行ってきた。黒猫いたよ!ホラ!」って楽しげに黒猫が写った写真を見せ付けてきました(笑)
神様や神社に無関心だったのに急にどうしたのかなとこっちが戸惑うぐらいでした(笑)
彼は清田稲荷神社へは「特に理由はない。なんとなく寄っただけ」だそうですが、私が猫を飼って可愛がってるのを知っていて、ふと思い出したのか御守りをいただいてきてくれたのでした(^-^)
そんな清田稲荷神社は穏やかな住宅街の、こんもりした丘の手前にありました。
稲荷神社の有り難いところは、鳥居などが赤いので森の中でも見つけやすいところ!(笑)
前回の記事でも書きましたが、赤(朱)色には魔除の意味もあります。
神社に赤(朱)色が多く用いられてるのはその理由。
その他に「目立つし、なんかいいよね」って気持ちも加味されてそう(笑)
特に稲荷神社は総本宮の伏見稲荷大社に準えて赤(朱)色を多用してるところが殆どですね。
伊勢神宮のように素木や、時を重ねて美しい青に変色していく銅の鳥居も好きだけど、やっぱり赤い鳥居も好きだなぁ〜(派手好き)
清田稲荷神社出現!
階段も綺麗だし、まだ真新しい感じが残っていますね。
幟の写真を撮ってくるの忘れたー!
因みに「商売繁盛」と書いてありました。
なかなか傾斜のある丘になっています。
上の写真の位置からは見えませんが、数歩進むと!
バーン!
両サイドに狛狐さんがいて、お出迎えしてくれます。
左の狛狐さんは巻物、右の狛狐さんは玉を咥えています。
赤い前掛けがお似合い♪
社殿です。
社殿はこじんまりとした感じで、でもこういう神社こそ地域の方々のためにある神社って感じで私は好きです(*´꒳`*)
大きくて豪華で参拝者も多くていかにも「荘厳!!」という感じの神社も良いけど、こういう神社はなんとなく優しい雰囲気を湛えていて「いつも側におるで〜」みたいな感じを醸し出してるのが好き。
まとめると、とにかく優しい雰囲気で好き。
この場所に来て、さて参拝!というタイミングでパラパラパラ〜っと天気雨が!
動画を撮ってみたけど…分かりにくい…
そしてこの天気雨は、御朱印などもいただいて境内から一歩出た瞬間にスーッと止みました。
伏見稲荷の神様が何かのお知らせを?とか素敵な勘違い妄想に暫く浸っていました(笑)
拝殿の左右にも狛狐さんが2体ずつ。
なんか、思ったんですが、今まで巡ってきた神社ってそこそこ歴史のあるところが殆どで、近年新しく建立した神社に訪れることは滅多になかったんですが、元は質素な状態から鳥居や狛犬の奉納を受け、神社ってこうやって大きくなっていくんだなぁと感じました。(サイズの話ではなく)
というのも、こちらの神社のホームページのトピックスの欄に「神狐二対のご奉納を受けました。」とか「扁額奉納がありました。」とか書いてあって、鳥居も最初は5基だったようですが、1基奉納されて今は6基になっている状態。
京都の総本宮もそうですが、たくさんの方から様々奉納を受けてあの立派な”伏見稲荷大社”となったわけです。
神様を敬う方々の協力があって、大きくなっていくんですね。
それだけに、神や仏を大切にする文化っていうのは日本人の心に強く根付いているんだなぁと感じました。
私も伏見稲荷大社に行った際にこの看板を見て、爪痕を残したい!と思ったぐらいです。(邪念)
「名を刻み爪痕を残すため5号なら…」とかお金の計算をしつつ邪な考えをしたものでした(笑)
清田稲荷神社でも奉納鳥居を募っています。
それ以外にも、湧水を使った手水舎を新設すべく奉賛を募っていました。
生まれて間もない神社のために何かさせていただくことも貴重な体験かもしれないなぁ〜と考えます。
「あの手水舎は私も奉賛した」って言いたい…邪念(笑)
神社っていうのは国営でも何でもなく、信仰者・参拝者の寄付(お賽銭含む)で成り立っているもの。
あの伊勢神宮でさえも!です。
この清田稲荷神社も同じく寄付で成り立っていると思った時に、せっかく伏見稲荷大社から神様を勧請して新しく建立したのだから、ぜひ末長く続いて欲しいという気持ちも芽生えました。
いやもうここは自己満足の世界ですが(笑)
でね、奉賛の仕方は色々ありますが、お賽銭であっても、御守り一つであっても、絵馬一つであっても、これら全て奉賛に繋がるわけなんですよね。
例えば、私がお賽銭を入れる時は自分の願いやゲン担ぎではなく、神社の運営に役立てていただきたいと思い、お賽銭を入れます。(お正月はちょっと奮発)
そういう風にして、神社というのはみんなの想いから末長く続いていくわけなんだよなぁ。
社殿の中は賑やか。
絵馬掛けが中にインされていました。
そして、この絵馬見てください!
黒猫の形をしてるんです〜(*≧∀≦*)
その絵馬に、参拝者が顔を描いたりしてそれぞれの個性豊かな猫が出来上がっていて、見てるだけでちょっと楽しくなります。
それから右手側にあるのは黒猫の御朱印帳!可愛すぎる!!(๑˃̵ᴗ˂̵)
猫好きにはたまらないやつ!!
どうして通称「猫神社」と呼ばれるぐらいこんなに黒猫推しなのかというと、この神社に住み着いてる黒猫さんがいるから。
しかも代替わりをしつつ、今いるのはナント12代目なんだそうです!
その12代目の黒猫がキジ白(兄弟らしいです)を連れきたというので、「これは前代未聞だ!」となったかどうかは分かりませんが、初めて黒猫以外のが来たということでちょっと盛り上がってるそうです(*´∀`*)
その猫達の写真は清田稲荷神社のホームページで掲載されています。
稲荷神社の黒猫フォト Vol.4
稲荷神社の黒猫フォト Vol.5
また、神社内のポスターで歴代の黒猫を見ることができます。
参拝の際にぜひ♪
こちらの神社は人形供養を多く受け付けていて、社殿の中に雛人形や五月人形や様々ま人形が丁寧に置かれていました。
しっかりお焚き上げをして供養してくださるようです。
拝殿から見て、左手に御神籤を結ぶ神籤掛けと、御神籤を置いてある小屋があります。
御神籤の種類も色々あったのですが、撮影禁止のため写真はなし。
実際に行って楽しんでください(^-^)
そして拝殿から見て右手に社務所(見切れてます)、右下方に授与所があります。(御朱印はこちらで)
この可愛らしい小屋が授与所。
本当に「可愛らしい」という言葉がピッタリ(๑˃̵ᴗ˂̵)
この中に猫さんが休むための座布団などが置かれていました。
通常のお守りやペット守り、絵馬や御朱印帳など、猫好きにはたまらない色々な授与品があったのですが、授与所の中も全て撮影禁止ゆえ皆さんに伝えられず残念!
なのでぜひ清田稲荷神社のホームページを見ていってください!
黒猫の御朱印帳カワイイ…(*´ω`*)
でもまだ使ってない御朱印帳がたまりすぎてるから戸惑う…
外にあるポスターには狐さんのモチーフの授与品の写真が掲載されていました。
そう、あくまでも稲荷神社なんですよね。
猫のことで頭がいっぱいになりつい忘れがち(笑)
また、「お正月黒猫セット」というのがあって、こちらはお正月限定の冬仕様の黒猫さんの御朱印帳やお守りのセットになっています。
御神酒の「黒猫ラベル」が気になる…(欲しい笑)
限定の御朱印は2種、お守りも限定が2種、そして通常の黒猫さんの3パターンから好きなセットを選べるそうです♪
もちろん、神社へ詣でていただくこともできますが、全国郵送もしてくれるそうです。
送料込みですって。優しい〜!
セット内容は限定品を含む7品。
一つの奉賛の仕方として、こういうものをいただくことも、ありありのありですよね。
ありおりはべりいまそかり。
(黒猫の御朱印帳、やっぱり欲しいな…)
黒猫さんにも謁見できていないので、また近々参拝に行きたいと思います♪(それまでに御朱印帳をどうするか決める)
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いきなり本題ではないですが、まずは札幌市の大きさに驚きました。
それはさておき、清田稲荷さんは非常に立派な稲荷神社なのですね。それがなぜ猫神社なのかと??になりながら読み進めましたが、猫さんが代々住んでいらっしゃると^^ 神社っぽくないエピソードに微笑んでいます。
神社は奉納で維持されているというのは意外と意識されないもののようで、知らない人が多数派かもしれません。私も機会あるごとに(微々たるものですが)貢献することにしています。
稲荷神社にとくに丹塗りの鳥居が多い理由、疑問に思いつつ長らく放置していたのですが伏見稲荷さんに倣っていたのですね。今回もいろいろ勉強になりました。
意外とこれ知られてないんですが、札幌市のサイズはそんな感じで、もっと広い目線で言うと、東京都の面積が2,194 km²なので、その約半分が札幌市の面積です(笑)
更に世界に視点を広げて、オーストリア(オーストラリアではなく)の面積は83,870 km²で、北海道の面積が83,450 km²。
北海道は一つの国とほぼ同じ面積です(笑)
土方歳三が蝦夷地で新たな国を造ろうと構想したのもわかります(=´∀`)
自分自身、なぜこの記事の冒頭に面積のことを書いたのか、今となっては不明ですが(笑)
猫ってのは色んなところで活躍していますよね(*^ω^*)
清田稲荷神社の猫さんに会いたくて参拝にくる方も多いようで、まさに招き猫として良い働きっぷりです!
参拝そっちのけで猫さんのストーカーをするのはいただけないですが(^-^;)
私もあの大きな灯籠とか鳥居とかドーン!と奉納したい…でも流石に金額がなぁ…ってなって、お賽銭箱にお金を入れて帰ります(笑)
普段は硬貨、節目には紙幣。毎朝境内を清掃して気持ちよく参拝させてくれる神職さん達へのお礼を兼ねて。
成人式の振袖が赤なのも、理由は同じく邪気を跳ね除ける意図があって、「この子の未来が幸せに満ちるように」との願いを込めた儀式です♪