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愛媛県2日目。
伊豫豆比古命神社(いよづひこのみことじんじゃ)の次に向かったのは、同じ松山市内にある八股榎お袖大明神。
お袖(そで)さんというお狸様をお祀りしている神社です。

『八股榎お袖大明神(やつまたえのきおそでだいみょうじん)』
所在地 愛媛県松山市堀之内
御祭神 八股榎お袖大明神(やつまたえのきおそでだいみょうじん)
例祭日 11月8日
鳥居 明神鳥居
社殿様式
【由緒】
弘化年間(1844〜48)、松山城の杜に棲むお袖狸(おたぬきさん)が、堀端の「八股榎」に移り住んでより、人々の願いを聞き届けました。霊験あらたかで、特に女性からの篤い信仰を集め今も全国から多くの参拝者が訪れています。

所在地は松山市役所から道路を挟んで、松山城のお堀の土手。
公共交通機関を使うなら、路面電車に乗って市役所前駅で降りれば目の前です。
私は松山城の付近のホテルで宿泊していたので、伊豫豆比古命神社から一旦ホテルに戻って車を置き、ぶらぶらと松山の街並みを見ながら徒歩で向かいました。(この後松山城にも行くし)

正岡子規と高浜虚子の弟子の、河東碧梧桐の句碑。

元は、松山刑務所に置かれていたものだそう。

俳句の里・松山では、あらゆる場所でこういった俳人・文豪たちの軌跡に触れることができます。
その句碑の並びに目立つ朱色の鳥居、こちらが八股榎お袖大明神。

朱色といえば稲荷神社が連想されるのですが、お狸様の鳥居やお社も朱色で塗られていることが殆どのようです。
これは空海にお狐様のポジションを与えられたからなのか(空海が四国のイタズラ狐を追いやって狸を呼び込んだという説がある)、動物(眷属)の暗黙の了解なのか…
神社仏閣での朱色には元々魔除けの意味合いがあるのですが、それとも関連してるのでしょうかね?

とにかく朱色の社殿は目を引くし、派手で個人的には好きです。
小早川秀秋の猩々緋の陣羽織とか格好良くてどこかで売ってないかなって思ってます(笑)
でもアイツ東軍に寝返ったからなぁ〜。

外からはよくわからなかったのですが、境内の中は結構入り組んでいて、左に小さな祠がいくつかと、松山城の方角(北)を向いて建てられている少し大きめの祠がありました。
お袖狸さんは元は松山城の森に住んでいたから、いつでも故郷を見ることができるようにでしょうか。

小さな祠は全部で3社ありました。
一応順路があるので、それに従ってまずは大きめの祠から参拝します。

狭い空間にギュッとコンパクトに収まっています。
ちゃんと鳥居を潜って、階段を降下。

階段を降りてくるっと振り返ると、提灯で装飾された拝殿が。

私が訪れた時にちょうど境内の掃除をしている高齢の女性がいて、どうやら八股榎お袖大明神のお世話をずっとしている方のようだったので、いつものように色々質問してしまいました。
時間が経って一部忘れている部分もありますが、その女性も稀有なご縁があってこの八股榎お袖大明神を預かることになったようです。
今回この記事を書こうと八股榎お袖大明神の住所などのデータをネットで調べていたところ、ナントこちらの御神木の榎の木が2024年9月22日に幹が一部折れてしまう、という事案があったみたいです。(丸で囲ってるのが御神木)

私が訪れたのが2024年9月2日。何とその約3週間後にそんな事案が発生していたとは…!(はい、今2年前の旅行記を書いています、笑)
首里城の時も訪れた翌月に火災で消失したり、今回も参拝から間もなくそんなことになるなど、神の計らいか?と勘違いしてしまうようなことがたまにあります。
よって、この写真は、折れる前の御神木の姿を収めた貴重なものになりますかね。
幹が折れてしまった御神木は、残った部分が道路側に倒木する恐れもあったため、翌年2025年2月17日に根元を残して伐採されたようです。
なにしろ、この大榎にお袖狸さんが移り住んだと言われているので、伐採を余儀なくされたことは、関係者の方々にとってはさぞ心苦しかっただろうと思います……
それから1年経った今、その切り株から小さな枝が育ってるといいなぁと思います。
八股榎お袖大明神にいたその世話人の女性からは、ここで祀られているお狸様について不思議なエピソードを幾つか聞きました。
話の流れで、「今この境内の祠は老朽化していて修繕が必要で、そのために奉賛会の方々が協力してくれて資金を集めている。お袖狸さんの伝説と松山の大蛇の伝説を一冊にした本のお代を、寄付金として預かって修繕に使わせていただく。600円なんだけどもし余裕があったら…」と薦められたので、お袖狸さんについて知りたいし、確かにこの祠群を見てると何とも頼りなげな造りだったので、ぜひ役立てていただきたいと600円を渡して本を受け取りました。
その本の内容と感想については、私の別の読書サイト(note)にて掲載してるので、もしお時間があったらお立ち寄りくださいませ。
そしてですね、例の2024年の御神木の件で、この祠の屋根も壊れてしまったのだそうです。
尚更に少しでも寄付できてよかったと思うのと、ケチケチせずに5冊ぐらい買えばよかったかなとか思ったり……

(あ、ちなみにですが、それぞれの祠の中の写真は許可を得て撮っています)

先ほどの小さな祠群。
左端の祠に祀られてるお狸様については、先ほどこちらの女性に伺いましたが、一度いなくなって戻ってきたお袖狸さん。

女性の話によると、ここに陶器になったお袖狸さんが祀られていたが突然いなくなってしまって、信者たちが懸命にあたりを探したり情報を募ったりしたけど見つからず、お城のお堀を浚った際に、ヘドロに塗れた別の陶器製のお狸さんが出てきたと。
忽然と消えたお袖狸さんは恐らく盗難にあったのだろう、お袖狸さんはこの別のお狸さんに生まれ変わって出てきてくれたのではないか、ということで、お袖狸さんを祀っていたこの同じ祠にそのお狸さんを祀ることにしたそうな。

「中のお狸さんの写真は撮っても大丈夫ですか?」と伺うと、「どうぞ。写真を撮るときは澄まし顔になりますよ(笑)」と。
お顔をよく見てみたのですが、目が単なる陶器の置物じゃない感じがあるんですよね、生々しいというか。
なので許可は得たものの、接写とかは嫌がりそうだな〜と思って少し遠慮して距離を取っています(笑)
女性曰く、このポストお袖狸さん(あ、お袖狸さんは雌狸で、こちらの狸さんは雄狸です)に向かって知人の病気治癒のお願いごとをしている時に(って確か言ってたと思う。2年前のことなので少しウロ覚え)、お狸さんの目がグルン!と回ったのを見たと。
そんなことあったら絶対確変ですよね!?叶わないわけない流れしかない!(笑)
当然(?)、病は治癒したそうです。
こんな風に、信じるか信じないかは自分次第な話を他にも聞かせてくれました。
つい長話をしてしまうぐらいお話が楽しかったです。
楽しいお話の代わりに、我が街札幌の狸小路商店街にもお狸様が祀られていて、この松山のお狸さんの血縁なんですよ〜と伝えたら喜んでくれました(^-^)

(画像は狸小路商店街HPからお借りしています)
実は、松山の大街道・銀天街と札幌の狸小路商店街は長年の交流を持つ姉妹商店街で、そのために狸小路商店街に本陣狸大明神が松山から勧請されたのです。(遠い松山からありがとう☆)
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
四国には狸で繋がるご縁がありますね。

真ん中の祠も八股お袖大明神が祀られています。

そして右側の祠。

こちらには大きめのお狸さんがいて、女性曰く、いろんな人がお狸さんを持ってくると。
このお狸さんもそのひとつだったそうです。
衝立があって景色が見えにくいですが、松山城のお堀。
ここで2代目お袖狸さんが発見されました。

八股榎お袖大明神では神御朱印もいただくことができますよ。
次の記事でご紹介しますね。
楽しいお狸さんの旅はまだ続きます!
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