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はい、まだ大神神社から抜け出せていません(笑)
大神神社の御神体である、三輪山の裾に広がる摂末社の右側を全て巡り終え、大神神社拝殿に戻りました。
続きまして山裾の左側の摂末社の回、スタート。
まずは狭井神社!
狭井神社の手前に活日神社(いくひじんじゃ)という小さな摂社がありますが、それは一度スルーして次回掲載します。
『狭井坐大神荒魂神社(さいにますおおみわあらみたまじんじゃ)』
所在地 奈良県桜井市三輪1422
主祭神 大神荒魂神(おおみわあらみたまのかみ)
配祀神 大物主神(おおものぬしのかみ)
姫蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)
勢夜多々良姫命(せやたたらひめのみこと)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
社格
例祭日 4月10日
鳥居 明神鳥居
社殿様式 春日造
【由緒】
当社は、第十一代垂仁天皇の御世(約二千年前)に創祀せられ、ご本社大神神社で大物主神の「和魂」をお祀りしているのに対して、「荒魂」をお祀りしています。
「荒魂」とは先取的で活動的なおはらたきの神霊で、災時などに顕著なおはたらきをされます。特に心身に関係する篤い祈りに霊験あたらかな御神威をくだされ、多くの人々から病気平癒の神様として崇められています。
今「くすり祭り」と知られる鎮花祭は、西暦八三三年成立の「令義解(りょうのぎげ)」に「春花飛散する時に在りて、疫神分散して癘(えやみ)を行う。その鎮遏(ちんあつ)の為必ず此の祭りあり。故に鎮花(はなしずめ)といふ也。」と記され、万民の無病息災を祈る重要な国家の祭りとして定められています。予って、別名、華鎮社(はなしずめしゃ)・しづめの宮と称されています。
又、御社名の「狭井」とは神聖な井戸・泉・水源を意味し、そこに湧き出る霊泉は太古より「くすり水」として信仰の対象になっています。
(御朱印はこちら↓)
狭井神社へは、大神神社拝殿の左側にある衆参殿の背後の道を抜けるルートと、祈祷殿の前を通り「くすり道」を抜けるルートがあります。
下の写真は祈祷殿の前を通るルート。
由緒にあるように、狭井神社の主祭神である大神荒魂神は病気平癒のご利益があるとされており、毎年4月に「鎮花祭(別名:くすり祭)」という疫病を鎮める祭祀が行われています。
上皇后陛下が昭和50年の「歌会始」でお詠みになられた歌の歌碑がありました。
「三輪の里 狭井のわたりに 今日もかも 花鎮めすと 祭てあらむ」
まさに狭井神社の「花鎮祭」を歌われたものです。
大神神社の御神体である三輪山へ登拝する際は、この狭井神社の右の登拝口から入山します。
大神神社 其の弐で書きましたが、当時は新型コロナウイルス対策として登拝は禁止になっていました。
しょぼん…
三島由紀夫が生前、三輪山と大神神社の神事を「豊饒の海」という著書で表しているそうです。
ご本人が大神神社を訪れ社務所に3泊し三輪山登拝をされた折に、その神域は「晴明」の一言に尽きる、と深い感銘を受け、この石碑を奉納したそうです。
三島由紀夫の著書は読んだことがないので読んでみようかなぁ…
実は彼の生涯もつまみ聞いたぐらいで、ちゃんと調べたことがない。
一通り読み漁りたいですね。
狭井神社の拝殿に辿り着きました。
この山に抱かれてる感じ、とてもいいですねぇ(*´꒳`*)
拝殿の左側からぐるっと後ろへ回ると、三輪山の御神水が汲める「薬井戸」があります。
御神水は、ご親切に紙コップが備えてあるのでその場でいただくこともできますし、ペッドボトルなどに入れて持ち帰ることもできます。(持ち帰る際は欲張ってはいけません)
普段であれば、ここで御神水を汲んで三輪山の登拝に挑む!というパターンが多いみたい。
私のその意気込みで大神神社へ来ましたが登拝叶わずで、無念で渇いた心をこの御神水で潤わせました…沁み渡るぅ〜(笑)
銀色のボタンを押すと御神水が出る仕組みになっています。
御神水を使った水琴窟(すいきんくつ)がありました!
ちょっと手ブレしてますが、とても綺麗な水の音色をお聞きください。(特別だぞ!)
水琴窟は、江戸時代からある日本庭園の装飾の一つです。
どんな仕組みになっているのかというと……下の図で何となく把握してください。(ぶん投げ)
要は、地中に甕を埋め、ある程度の水を張った状態にし、そこに甕の口(水門)から水滴を垂らして水面に水滴が落ちる音を響かせる、という仕組み。
江戸時代の人達はこういうものを考案して、その音色に心を癒していたんですね。
昔の日本人は感性が豊かだったんだなぁと感じます(*´꒳`*)
因みに江戸時代は争いが少なく、比較的温和な時代でした。
そういう時代に芸術と文学は育まれます。
そして下の写真は開かずの三輪山入山口…
登拝できなくて本当に残念だった〜。゚(゚´ω`゚)゚。
でもね、摂末社巡りを思い切り堪能でき、お陰で大神神社を深く知ることができたわけだし、これもまたヨシ!(基本的にポジティブ)
ここまで大神神社について熟知してからの登拝は、きっと更に充実したものになるはずなので、必ずリベンジしに来ます。
(足腰が丈夫なうちに来ないとな…)
もしこれから登拝される方は、決まり事があるのでしっかり熟読してから入山しましょう。
三輪山はそのものが御神体なので、山を汚すことはもちろん、喫煙や飲食(御神水の持ち込みはOK)をしたり何かを持ち帰ったりするのは禁止。
また、撮影も厳禁です!
入山前に受付で申し込みの必要があり、時間の制限もあります。
お手洗いはないので事前に済ませておくこと。
ロッカーがあるので手荷物はそちらへ。
準備だけでなんだか緊張しますね(笑)
あと、これは噂話ですが、三輪山は”呼ばれた人”しか登拝できないという話があります…
私はあまりそういうのは信じませんが…
え?
べ、別に登拝できなかったことなんて気にしてないし…!
たまたまだもん!ぜ、全然気にしてないもん!(笑)
授与所で御朱印をいただき、「次はぜひ登拝をば…」と狭井神社の神様に申し伝えてその場を後にしました。
其の捌へ続く!(の前に御朱印のご紹介があったわ)
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